水素・CO2利活用関連ニュース 2023.3.6
水素・CO2利活用関連ニュース 2023.3.6

水素・CO2利活用関連ニュース 2023.3.6

水素・アンモニア関連ニュース

丸紅 サウジアラビアのファンドとグリーン水素事業開発に関する覚書を締結   2023.3.2

丸紅は3月1日、サウジアラビアの政府系ファンドPublic Investment Fund(PIF)と、クリーン水素事業開発に関する覚書を締結したと発表した。今後、サウジアラビアにおけるクリーン水素の製造、利活用、および国際市場への輸出の実現可能性について調査を行うとしている。

東京電力HD インドネシアでのグリーン水素・アンモニアの事業検討    2023.3.3

東京電力HDは、インドネシア国営エネルギー会社プルタミアの子会社で再生エネルギーによる発電事業を行っているPTプルタミア・パワー・インドネシア(PPI)と、グリーン水素およびグリーンアンモニアの開発の事業化に向けた基本合意書を締結したと発表した。両社は2022年10月にグリーン水素・アンモニアの開発に関する共同研究書を締結している。今後、グリーン水素・アンモニアの製造・輸送・最適運用技術の確立を図り、インドネシア国内での販売の後、日本を含むインドネシア国外への輸出を目指すとしている。

東京ガス 水素専焼ガスタービンコージェネ用追焚きバーナの開発                2023.2.28

東京ガスはサンレー冷熱と共同で、日本初となる水素専焼のガスタービンコージェネレーションシステム用追焚きバーナを共同開発したと発表した。追焚きシステム付ガスタービンコージェネは、ガスタービンコージェネの排気ガスを更に加熱することで廃熱ボイラでの蒸気発生量を増やすことができ、蒸気需要の多い化学、製紙工場等で数多く導入されている。100%水素で発電するガスタービンと組み合わせることで、ガスタービンコージェネ全体のCO2の排出量をゼロにすることができ、低NOx化も最適化して対応している。

水素を燃料とした追い焚きシステム付ガスタービンコージェネ概要図

CO2利活用関連ニュース

JPOWER 豪州でのブルーカーボンを検討 2023.2.27

電源開発(JPOWER)は、オーストラリア・セントラルクイーンズランド大学(CQU)と地域産出素材を使用した低炭素であるコンクリート代替材料海洋ブロックにより、コンクリート関連工事由来のCO2を低減し、海藻類の付着によるCO2の固定化でブルーカーボンを増加させる手法の検討を行っていくと発表した。

JOGMEC CCSクレジットハンドブックを公表   2023.3.2

JOGMECは、2023年1月25日、26日に開催された国際ワークショップ「世界のカーボンクレジット市場とCSS-ASANの脱炭素化に向けて-」の内容に基づいたCSSカーボンクレジットの基礎情報から最新の国際動向をまとめたCCSクレジットハンドブックを公表した。CCS事業の課題である経済性を、カーボンプライシングなどの制度整備のためにハンドブックが参照・活用されることでCSSの社会実装に貢献することが期待されるとしている。

日本CSS調査 京都府舞鶴市でのCO2液化・貯蔵・荷役設備の起工式を執行   2023.3.2

日本CSS調査は、3月1日京都府舞鶴市でCO液化・貯蔵・荷役設備の起工式を行ったと発表した。2021年6月にNEDOに採択された「CCUS大規模実証試験/CO2輸送に関する実証試験」での液化CO2船舶輸送技術の研究開発と実証試験を行う。関西電力舞鶴発電所で分離・回収されたCO2を舞鶴基地で液化・貯蔵し、荷役により船舶で海上輸送し、苫小牧基地で荷揚・貯蔵する実証試験を行う。

ニュースウォッチ

  • 資源エネ庁に「水素・アンモニア課」新設へ2023.2.24
  • 荏原、世界初・水素発電向けの液体水素昇圧ポンプを開発 2023.2.28
  • インド石油公社、全製油所にグリーン水素工場設置 2023.2.28
  • 伊藤忠参画の豪州QLD水素案、アンモニアに変更 2023.3.1
  • 丸井、使用済み油をバイオ燃料にリサイクル2023.3.1
  • インド政府、フラウンホーファー研究機構と水素およびクリーンエネルギー技術で提携 2023.3.1
  • 三井物産、水素タンクメーカーの転換社債66億円引き受け 2023.3.2