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クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/3/9
クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/3/9

クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/3/9

水素、アンモニア、LOHC

川崎重工など 日本-NZ「水素コリドー」を設立 2026/3/5

 川崎重工は、大林組、商船三井、千代田化工建設と共に、ニュージーランドでのグリーン水素製造と日本への輸出事業化に向けた検討を目的としたコンソーシアム「日本ニュージーランド(NZ)水素コリドー」を設立したと発表した。NZは、地熱発電や水力発電など再生可能エネルギーを豊富に有しているとともに、政府が水素産業育成に注力する方針を打ち出し、将来的に有力なグリーン水素製造・供給拠点になることが期待されている。「日本NZ水素コリドー」では、NZを起点とした水素サプライチェーン構築と、日本への水素輸出について、2026年度より検討を行い、2030年代初頭の輸出入開始を目指す。

CO2回収、DAC、CCUS

伊藤忠 バイオ由来CO2液化事業で共同検討   2026/3/4

 伊藤忠商事は、佐賀市、日本液炭、伊藤忠工業ガスと共同で、佐賀市清掃工場で回収されるバイオ由来CO2の液化・事業化可能性検討のための覚書を締結したと発表した。近年、工業用途などで使用される炭酸ガスは、国内の石油精製・化学プラントの再編などを背景に供給不足状態となっている。2016年に稼働した佐賀市清掃工場は、ごみ焼却排ガスからCO2を分離回収する日本初のCCUプラントだ。これまで回収したCO2は、野菜や藻類の培養に利用されてきた。今回、4者は分離回収されたCO2を液化・精製・貯蔵後、液化炭酸ガスとして遠隔地に輸送・販売する事業モデルの構築に関して検討を行う。伊藤忠は、取り組みを通じてバイオ由来のCO2の利活用を進め、産業向けCO2の供給不安に対する解決策の検討を進めていくとしている。

運搬・貯蔵、燃焼、その他

川崎重工 ボッシュ・レックスロスと水素ソリューションで協業    2026/3/3

 川崎重工は、ドイツのボッシュ・レックスロスと、建設現場でのイノベーションと持続可能性の推進、および水素社会実現の加速を目的に、次世代建設機械と水素ソリューションに関する協業覚書(MoU)を締結したと発表した。次世代建設機械では、現場作業の安全性と自立運転のため、川崎重工が油圧ハードウエアおよびショベルシステムを提供する。水素ソリューションでは、水素燃料充填ステーション関連機器について協業を推進する。

体制

UBE 欧州子会社を再編       2026/3/4

 UBEは、スペイン・バレンシア州カステリョンにUBE POLYMERS & CHEMICALS EUROPE(UPCE)社を設立すると発表した。UBEは、2025年4月に欧州でウレタンシステムズ事業を取得したことから、傘下企業が増加し事業運営が煩雑となっていた。これまで、欧州事業全般を行ってきたUBE CORPORATION EUROPE(UCE)から、事業運営機能をUPCEに移管し、UCEは欧州地域統括会社としての役割を担う。今後のUPCEの売上高は2025年3月期連結売上高の10%に相当する額以上となる。
 UBEは、2023年に米国地域の東海会社を設立していて、今後、アジア地域についても最適な経営体制の構築検討を進めるとしている。

信越化学 米国PVCと苛性ソーダ事業に34億ドル投資 2026/3/5

 信越化学は米国の子会社シンテック社が、ルイジアナ州プラケマインに所有する工業用地に、PVCを原料から一貫生産する能力増強投資を実施すると発表した。34億ドルをかけて、PVCの主原料を担うエチレン工場と電解・塩化ビニルモノマー工場を新設する。増強される生産能力は、エチレンが62万5千トン/年、塩化ビニルモノマー50万トン/年、苛性ソーダ31万トン/年となり、2030年末までの完工を予定する。

M&A、出資

JSR 電子産業分野のゴム販売事業をENEOSマテリアルに譲渡        2026/2/27

 JSRは、電子産業分野へのゴム販売事業をENEOSマテリアルに譲渡すると発表した。JSRは、2022年4月にエラストマー事業をENEOSに譲渡していて、その後はENEOSマテリアル社から製品供給を受けながら、事業のマーケティング、販売活動を行ってきた。今回、製販一体運営が最適であると判断し事業を譲渡することに決定した。2026年4月頃の譲渡実行を予定する。

千代田化工 米国アンモニア製造スタートアップに出資  2026/3/6

 千代田化工建設は、米国のクリーンアンモニア製造スタートアップ・アンモビア社に出資したと発表した。アンモビアは、2022年、米国カルフォルニア州サンフランシスコで設立された。低温活性のアンモニア生成触媒により、400℃程度の低温、および30パールという低圧でアンモニアを生成し、固体吸着剤により生成ガスからアンモニアを分離することで、最大80%のシングルパス変換率を実現している(従来ハーバーボッシュ(HB)法は、500℃、200バール)。これにより、設備投資費用は従来HBプロセスの半分、操業費用は20%削減できるとしている。これまで、1日あたり1kgのアンモニアを生成するベンチ試験で実証を進めてきたが、1日50kgのアンモニア製造のためのパイロット設備建設のため資金調達を行っていて、2026年1月には、シェル、エア・リキード、MOL(商船三井)、シェブロンなどから750万ドルの資金調達を行った。千代田化工は、自社のエンジニアリング力とアンモビアの技術を組み合わせることで、小規模分散型アンモニア製造システムの展開を加速させるとしている。

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