Ｍ＆Ａ、出資
豊田自動織機 Ｓｉｅｍｅｎｓ Ｌｏｇｉｓｔｉｃｓ社株式取得で合意 2025/5/2
豊田自動織機は、２０２４年１０月３１日付で発表したＳｉｅｍｅｎｓ Ｌｏｇｉｓｔｉｃｓ社の株式取得について、豊田自動織機の子会社であるＶａｎｄｅｒｌａｎｄｅ社とＳｉｅｍｅｎｓ社の間で、空港手荷物ハンドリング会社Ｓｉｅｍｅｎｓ Ｌｏｇｉｓｔｉｃｓ社および同社の関連会社の発行済み株式１００％の取得に合意したと発表した。豊田自動織機は、２０１７年５月にオランダの物流ソリューション会社Ｖａｎｄｅｒｌａｎｄｅ社を買収している。Ｓｉｅｍｅｎｓ Ｌｏｇｉｓｔｉｃｓ社は、世界主要空港へ高度なデジタル技術およびソフトウエアシステムの導入実績があり、Ｖａｎｄｅｒｌａｎｄｅ社は、世界的な航空旅客需要の増加に伴い、Ｓｉｅｍｅｎｓ Ｌｏｇｉｓｔｉｃｓ社の取得で空港での手荷物搬送・仕分けの自動化システム技術を活かした付加価値サービスを目指すとしている。
体制
今仙電機 国内工場を再編 2025/4/25
今仙電機は、国内事業の基盤強化を目的とした、電装製品製造の３工場を岐阜工場に集約するなど、国内工場の再編計画を発表した。再編概要は次の通り。
・電装製品製造担当の春里工場、可児工場、岡山工場の生産機能を岐阜工場に集約し、春里工場、可児工場を閉鎖
・岡山工場の電装製品生産スペースを電子製品生産スペースとして活用
・工場再編後の岐阜工場を主として、自動化、省人化合理化投資
春里工場、可児工場の閉鎖は２０２６年度中を予定している。
日本精機 台湾社とインドで合弁会社設立へ 2025/4/28
日本精機は、ＴＦＴ液晶モジュール製造を手掛ける台湾のＥｍｅｒｇｉｎｇ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ（ＥＤＴ）社と共同で、インドでＴＦＴ液晶モジュールを生産する合弁会社ＥＤＴ－Ｉｎｄｉａ社を設立すると発表した。車載用ディスプレイは従来のアナログ式やパッシブ液晶（ＬＣＤ）から、高精度で表示自由度の高いＴＦＴ液晶ディスプレイに急速に変わってきていて、両社は世界最大の二輪車市場でありＴＦＴ液晶ディスプレイ需要が拡大するインドでのＴＦＴ液晶モジュール生産を拡大する。
合弁会社は２０２５年夏を予定し、インド・アンドラブラディシュ州にある日本精機の子会社ＮＳＩＰ社の敷地内に２階建ての工場を建設し、２０２７年の量産開始を目指す。合弁会社の資本比率は、ＥＤＴ社８１％、日本精機１９％で、合弁契約締結と同時に両社は資本業務提携契約を締結した。
中計
河西工業 中期経営計画を発表 2025/4/28
河西工業は、経営基盤再構築のための２０２７年度を最終年度とする中期経営計画「Ｋａｓａｉ Ｔｕｒｎａｒｏｕｎｄ Ａｓｐｉｒａｔｉｏｎ」（ＫＴＡ）を発表した。
●過年度の振り返り
北米での生産台数減やインフレによる資材購入費、物流コスト、人件費高騰により北米事業は大幅な赤字となり、２０２０年度から２０２２年度累計で４００億円の損失を計上。
●目指す姿
① 北米事業の構造改革： ２０２７年度４～５％の営業利益創出
② 早期資金回収によるキャッシュの創出
●方策
① 北米事業： ２０２７年度 限界利益７０億円、固定費３０億円の削減
・工場再編による人員削減、適正な価格設定
・日米墨の最適なリソース配分－間接部門費用の圧縮
② キャッシュの創出： ４０億円
・グループ内キャッシュの活用、ＣＣＣの改善
・投資運用見直し、不要資産の売却
③ 事業ポートフォリオ
・基盤事業： 従来材料や工法、一貫生産にこだわらないモノづくり
・新事業： 営業利益２０億円規模
・・アフターパーツ事業、エンジニアリングサービス事業
・・グリーンマテリア事業（ＫＧＭ）： ウニライト、ウサペレ、ＰＣＲ材
・・ドアカラ事業： 産業廃棄物削減、アップサイクル商品企画販売
統計
ニュースウォッチ
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