Industry trends and blogs on clean energies, automotive parts companies and plastics.
クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/1/19
クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/1/19

クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/1/19

水素、アンモニア、LOHC

フタバ産業 手のひらサイズSOFCを開発      2025/12/26

 フタバ産業は、東京理科大学、太陽誘電と共同で、手のひらサイズの高断熱・耐熱マイクロリアクターによるSOFCを開発したと発表した。フタバ産業は、自動車部品事業で培った熱マネジメントや熱・流体挙動解析技術を活用し、ポンプレス化筐体の開発に取り組んでいる。開発したSOFCは、手のひらサイズまで小型化し、多層断熱構造およびカンチレバー構造により600℃の内部温度でも手で持てる断熱性を確保している。開発品は、ポータブルエネルギーシステムとして、将来的にはドローンやロボットをはじめ、送電網から離れた場所で活躍するエッジデバイスへ直接給電できるオフグリッド電源としての応用が期待される。

合成燃料、バイオ燃料

日揮 SAF原料廃食用油再資源化で東京都立川市と連携協定を締結    2026/1/15

 日揮HDは、東京都立川市と、国産SAF等の原料となる使用済み食用油(廃食用油)の資源化促進を目的とした連携協定を締結したと発表した。立川市の家庭や給食センターから回収される廃食用油をレボインターナショナルが回収し、SAFFAIRE SKY ENERGYがSAF製造を行う。

エア・ウォーター 北海道でバイオメタンの都市ガス混入検討を開始      2026/1/14

 エア・ウォーターは、北海道鹿追町、帯広ガスと共同で、鹿追町のバイオガスプラントで生成されるバイオガスを精製し、バイオメタンとして都市ガスに混入して供給する「地産地消型サプライチェーン」の構築に関する共同検討を開始すると発表した。鹿追町では、家畜ふん尿や食品残渣など未利用バイオマス資源を活用したバイオガス事業に取り組んでいる。3社は今後、鹿追町でのバイオガス発生量や未利用資源の把握、帯広ガスによる都市ガス導管へのバイオメタン混入に係る技術検証などを含む事業性評価などを、2026年度内の利用開始を目標に進める。事業実現可能性が確認できた段階で実証事業の実施や設備導入に向けたステップに移行するとしている。

住友商事 インドで圧縮バイオメタンガス製造を協業    2026/1/13

 住友商事は、2025年11月11日、インドのエタノール製造企業TruAlt Bioenergy(トルアルト、インド・ベンガルール)と、同社の子会社であるTruAlt Gas(TGPL)の株式の一部を取得し、協業することで合意したと発表した。株式取得後、TGPLは社名をTruAlt Sumi Gas(TSGPL)に変更する。住友商事は、TSGPLを通して、サトウキビの搾りかすやエタノール製造時に発生する廃液から圧縮バイオメタンガス(CBG)を製造する設備を、今後3年間でインド国内に16基建設し、2026年以降の順次操業開始を目指す。1日あたりのCBG生産量は16基合計で、インドでの約80万家庭分に当たる約320トンを見込む。住友商事は、CBG製造に加えて、バイオエタノール製造や、バイオエタノールを用いたSAFの製造など、トルアルト社との協働分野を拡張していくとしている。

CO2回収、DAC、CCUS

鹿島 横浜市とCO2吸収コンクリートで連携協定を締結 2026/1/14

 鹿島建設は、横浜市とごみ焼却工場の排ガスから回収したCO2をコンクリートに吸収・固定化させた製品を製造し、市内での活用に向けた検討を推進することを目的とした連携協定を締結したと発表した。現在、鶴見区末広町にあるごみ焼却工場の排ガスからCO2を分離回収し、東京ガス横浜テクノステーションでメタネーションを行う実証試験が推進されている。鹿島は、分離回収したCO2の一部を利用し、CO2吸収コンクリート「CO2-SUICOM」製品を製造する。コンクリート製品は、GREEN×EXPO2027の会場内や公共事業などの市内で活用するため、関係企業・部署と協議を推進する。

大日本印刷 米国CCUスタートアップに出資   2026/1/16

 大日本印刷(DNP)は、米国のスタートアップ企業RenewCO2(リニューCO2)に出資したと発表した。米国ニュージャージー州に本拠を置くリニューCO2は、CO2を化学物質や高分子に変換する技術を研究している。電気分解により、PET樹脂の主原料であるモノエチレングリーコール(MEG)を製造する「eCUT-MEG」や、CO2を直接モノマーに変換する「eCUT」技術を保有しているほか、ギ酸とその塩の製造プロセス技術開発や、SAF開発も行っている。DNPは、リニューCO2への出資を通じて、リニューCO2の製造装置向け電極部材の提供や、部材量産化に向けた開発支援を行う。将来的には、CO2から製造した化成品を利用した製品開発を推進していくとしている。

プラスチック

三菱ケミカル 東風日産「ティアナ」にバイオエンプラDURABIOが採用 2026/1/13

 三菱ケミカルは、東風日産が2025年11月に中国で発売した新型「ティアナ」のAIスピーカー部品に、植物由来のバイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」が採用されたと発表した。デュラビオは、植物由来のイソソルバイドが主原料のバイオエンジニアリングプラスチックで、従来のポリカーボネート樹脂と比較して、高い透明性や優れた光学特性などの特長を持つ。採用されたAIスピーカーは、点灯すると6本のライトピラー多色の光を放ち、透明感ある質感を演出する。三菱ケミカルは、これからもデュラビオの展開を通じ、高付加価値な製品を提供していくとしている。

東ソー PEM型水電解用電解質ポリマー材料を開発    2026/1/14

 東ソーは、PEM型水電解向け炭化水素系電解質ポリマー材料を開発したと発表した。従来、PEM型水電解装置の電解質膜には、フッ素系樹脂が使用されてきたが、フッ素樹脂は環境負荷が高いことや、ガス遮断性が低いことから水素生成効率や耐久性に課題があった。開発した炭化水素系電解質ポリマーは、良好なプロトン伝導性やガス遮断性、含水時の低膨潤特性を持ち、水電解の効率改善や耐久性の向上が期待されるとしている。

ニュースウォッチ

  • 三井化学、4月からフェノール計算式を改定 ナフサベースに 2026/1/15
  • 住友化学、廃プラ由来オレフィン大型実証設備立ち上げ 2026/1/14
  • JEPLAN、再生PET100%由来の樹脂製造2026/1/14
  • 太陽石油、CR製品販売開始 廃プラ分解油受け入れ 2026/1/14
  • 常石系と日本財団、水素を燃料にできるタグボート 港湾の脱炭素推進 2026/1/15
  • ハイケム、耐熱生分解プラ普及 帝人から知財権譲受 2026/1/16

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です