技術、製品
豊田合成 「後席サイドエアバッグ」がSUBARUで採用 2026/1/13
豊田合成は、後席サイドエアバッグが、SUBARUの北米向けインプレッサ・クロストレックに採用されたと発表した。サイドエアバッグは側面からの衝突時にドアと乗員の間に瞬時に膨らみ、胸部や腹部への衝撃を軽減する。後席の限られたスペースに収納できるよう設計し、前席サイドエアバッグと比べて約3分の1の容量に小型化した。

ニッパツ 電動車駆動向け樹脂絶縁金属基板を量産化 2026/1/15
ニッパツは、高放熱の樹脂絶縁材を用いた金属基板を開発し、電動車駆動用インバータのパワーモジュールに採用されたと発表した。従来、電動車駆動用に使用されるパワーモジュールには、高放熱性が求められるためセラミック絶縁基板が用いられていたが、温度変化後の反りによる組付けへの課題があった。ニッパツは、樹脂絶縁材に住友ベークライト製の放熱絶縁シートを採用し、絶縁材の性能を最大限に活かす積層技術を応用することで、セラミック絶縁基板に匹敵する放熱性能を持ち、セラミック絶縁基板の課題であった反りを抑えた。また、高精度エッチングによる厚銅回路形成技術を適用し、パワーモジュール内の回路形成により磁界を打消し、電気的損失やノイズを低減することでパワー半導体の性能特性向上を果たした。開発した樹脂絶縁金属基板は、2024年12月より駒ケ根工場で量産を開始している。ニッパツは、2026年5月に駒ケ根工場に新生産棟の完成を予定し、生産能力の拡大により、2030年度には金属基板関連事業として390億円の売上高の達成を目指す。
愛三工業 Link T&B社と特許ライセンス契約を締結 2026/1/16
愛三工業は、2025年12月29日、名古屋大学発のスタートアップLink T&B社と、愛三工業が保有する電子基板に関する特許について、非独占的実施権による特許ライセンス契約を締結したと発表した。特許は、電子基板のハーフブリッジ方式またはフルブリッジ方式のスイッチング回路を構成するスイッチング素子間の接続を、回路基板の導電層で実現することで、スイッチング素子間の配線を不要とする技術だ。この技術を活用することで、電子基板の高効率化、安定性向上、小型・軽量化が図られる。特許技術は今後、Link T&Bが販売するBEV用ポータブル充電器に採用される予定となっている。愛三工業は、今後も知財ビジネスマッチングを起点としたオープンイノベーションを推進していくとしている。

新事業
フタバ産業 手のひらサイズSOFCを開発 2025/12/26
フタバ産業は、東京理科大学、太陽誘電と共同で、手のひらサイズの高断熱・耐熱マイクロリアクターによるSOFCを開発したと発表した。フタバ産業は、自動車部品事業で培った熱マネジメントや熱・流体挙動解析技術を活用し、ポンプレス化筐体の開発に取り組んでいる。開発したSOFCは、手のひらサイズまで小型化し、多層断熱構造およびカンチレバー構造により600℃の内部温度でも手で持てる断熱性を確保した。開発品は、ポータブルエネルギーシステムとして、将来的にはドローンやロボットをはじめ、送電網から離れた場所で活躍するエッジデバイスへ直接給電できるオフグリッド電源としての応用が期待される。

アイシン ガスヒートポンプエアコンの新モデルシリーズを発売 2026/1/15
アイシンは、ガスヒートポンプエアコン(GHP)「GHP XAIR(エグゼア)」の新モデルシリーズとして、低GWP (地球温暖化係数)冷媒R32に対応するHシリーズ「GHP XAIR Ⅳ」を、2026年4月より東京ガスエンジニアリングソリューションズ、大阪ガス、東邦ガスの3社を通じて受注を開始すると発表した。フロン排出抑制法により、2021年以降、業務用空調機器などにGWPの低い冷媒の使用が順次義務化され、GHPについても2027年度より規制が開始される。冷媒R32は、従来の冷媒と比べてGWPが3分の1以下で、フロン排出抑制法により新たに設けられた基準に適合する。製品は、消費電力が電気ヒートポンプエアコン(EHP)の約10分の1というGHP最大の特長である節電能力を維持しながら、従来機と比較して運転効率を約4%改善した。冷房能力、45kW、56kW、71kW、85kWの4つのラインアップを揃える。
なお、R32冷媒を使用したGHPは、アイシンのほか、パナソニックとヤンマーエネルギーシステムが発売を行う。
体制
住友電装 SkyDriveと協力体制を強化 2026/1/8
住友電装は、SkyDriveとサポーター契約を締結したと発表した。契約に基づき住友電装は、ワイヤーハーネスの開発・量産技術を活かした生産体制の構築、航空機用部品から自動車用部品への置き換えや応用部品適用での低コスト及び軽量化、空飛ぶクルマの信頼性向上のための研究で協業を行う。
住友理工 インドで自動車用ホース工場を新設 2026/1/13
住友理工は、インド・ハリヤナ州バワル市に、自動車・二輪車用ホースを製造販売するSumiRiko Imperial Rubber India(SRK-IR)の新工場を建設すると発表した。設備投資額は約4億4,100万ルピー(約8億円)で、新工場の稼働により、SRK-IRの生産能力は、約33%拡大する。2026年2月からの生産開始を予定する。
統計
ニュースウォッチ
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