技術、製品
デンソー AUTOSARパートナーとして車載ソフトウェアの標準化を推進 2026/1/19
デンソーは、車載ソフトウェア標準化団体AUTOSARのコアパートナーとして、車載ソフトウェアの標準化を推進していくと発表した。デンソーは、2004年にAUTOSARに加入、これまでパートナーの階級を上げてきた。2026年1月からは、組織運営の中核も担うコアパートナーとして、AUTOSARの戦略やロードマップ策定にも取り組み、車載ソフトウェアの標準化を推進する。デンソーは、日本での車載ソフトウェアやネットワーク標準化などの開発効率化と信頼性確保を目指すJASPARの幹事会社でもある。
東海理化 竹繊維複合材料がLEXUS ISのオーナメントパネルに採用 2026/1/19
東海理化は、竹繊維複合材料「BAMBOO+」が、2026年1月8日に発売されたLEXUS ISのオーナメントパネルに「Forged Bamboo」として採用されたと発表した。BAMBOO+は、竹繊維を最大55%配合しながらも、一般的な射出成型機で成形が可能な素材だ。竹繊維が織りなす特徴的な陰影デコレーションを表現できる。東海理化は、自動車用竹ステアリングホイール製造で協業しているミロクテクノウッド、および高知県と共に2021年よりBAMBOO+の開発を進め、高知県に工場を取得し、2025年11月より生産を開始してる。東海理化は今後、自動車に限らず家具や建材など幅広い分野への適用を進めていくとしている。

豊田自動織機 中部国際空港でトーイングトラクターの自動運転走行実証を実施 2026/1/22
豊田自動織機は、ダイナミックマッププラットフォーム、中部国際空港、中部スカイサポートと共同で、中部国際空港の制限区域内で、空港内情報集約基盤「VIPS」の開発を目的とした自動運転トーイングトラクターのレベル3走行実証を実施したと発表した。ダイナミックマッププラットフォームは、通行不可エリア等の静的情報や、航空機や車両の位置などの動的情報からなるダイナミックマップ情報を集約したVIPSの開発を進めている。航空機の走行経路を横断するサービスレーンでは、車載カメラやセンサだけでは航空機の状況確認が難しく、レベル4自動運転の実装に課題があった。今回の実証では、VIPSと高精度3次元地図データを掛け合わせたダイナミックマップの有効性を検証した。今後、VIPSを用いたダイナミックマップの実用化、およびサービスレーンを含むエリアでのレベル4自動運転の実現を目指す。

豊田合成 中国OEMにエアバックが採用 2026/1/23
豊田合成は、カーテンエアバックが、中国の高級EVブランド智己汽車の「LS9」に採用されたと発表した。中国資本の自動車メーカーに豊田合成のエアバッグが採用されるのは初めてとなる。中国の安全性能評価(C-NCAP)基準を満たす保護性能を確保しつつ、エアバッグを15%小型化した。また、製品設計時にCAE技術を活用し、中国OEMのスピーディーな開発ニーズにも対応した。
新事業
豊田自動織機 アンモニア専焼による金属熱処理に成功 2026/1/21
豊田自動織機は、大阪ガスの子会社であるDaigasエナジーと共同で、豊田自動織機東知多工場の鋳造ラインに設置された金属熱処理炉で、アンモニアのみを燃料として熱処理に成功したと発表した。アンモニアは、燃焼速度が遅く燃焼が不安定であること、燃焼時にNOxが発生するなどの技術課題がある。Daigasエナジーが保有する技術を活用し、循環流形成を促進させることで火炎が消えにくく、空気を多段階に供給することでNOx排出を抑制した金属熱処理工程での利用を想定したアンモニアバーナを開発した。開発したバーナは、都市ガス専焼とアンモニア専焼の双方に対応する。今後、実証で得られた成果をもとに、金属熱処理工程へのアンモニア燃料の導入に向けた課題の解決や、他の製造設備への利用拡大に向けて検討を進めるとしている。
エクセディ 人工衛星用X線カメラを近畿大学と開発 2026/1/23
エクセディは、近畿大学理工学部・信川久実子准教授の研究グループと共同で、超高層大気専用エックス線カメラ「SUIM(スイム)」を開発したと発表した。高度100km付近の超高層大気で稼働する人工衛星は、過酷な気候変動により人工衛星の姿勢・軌道維持に影響を受ける。地上からの観測は難しく、宇宙からの高精度観測が求められていた。今回開発したSUIMは、エクセディが金型部品加工で培ってきた精密加工技術により、過酷な宇宙環境に耐える高剛性筐体と、高指向性X線コリメーターにより、宇宙での高精度観測を可能にした。開発は三井エアロスペース社の支援を受け、米国イージスエアロスペース社に引き渡しが行われた。

M&A、出資
住友ベークライト 京セラ・ケミカル事業の一部を承継 2026/1/22
住友ベークライトは、京セラより半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、半導体用ボンディングペーストを含むケミカル事業の一部を譲受すると発表した。AIデータセンター用途などで需要拡大が想定されるICT領域でのプレゼンスを高める。京セラが事業の吸収分割により承継する会社を設立し、住友ベークライトが設立会社の全株式を取得し子会社化する。2026年7月の新会社設立、2026年10月の会社分割・株式譲渡実行を予定する。
体制
小倉クラッチ インド子会社を清算 2026/1/16
小倉クラッチは、インドの連結子会社であるオグラクラッチ・インディアを解散および清算すると発表した。オグラクラッチ・インディアは、輸送用機器および一般産業用製品の販売を2014年より行ってきたが、インドの市場動向や事業環境変化を踏まえ、経営効率等を判断し清算を決定した。現地の法令等の手続きが完了次第、清算結了となる。
アイシン 中国子会社の持分をTPRに譲渡 2026/1/19
アイシンは、中国でアルミダイカスト事業を行う連結子会社である愛信(安慶)汽車零部件の出資持分50%を、TPRの連結子会社である中国の安慶帝伯粉末冶金に譲渡したと発表した。市場や顧客ニーズに応じた最適事業ポートフォリオの検討結果、中国での知見やノウハウが高い合弁パートナーに託すことが最善と判断した。譲渡後の株式保有割合は、安慶帝伯粉末冶金50%、アイシン34.81%、 安徽環新集団股份15.19%となった。
中央発條 インド・スプラジット社と技術支援契約締結 2026/1/20
中央発條は、インドのスプラジット・エンジニアリング社と技術支援契約を締結すると発表した。中央発條は、2025年11月にスプラジット社と、合弁会社設立に向けた協議を開始したと発表しているが、今回の技術支援契約は合弁会社設立に向けたステップとしての位置づけとなる。契約に沿って、中央発條はスプラジット社に各種ケーブルの生産や開発技術の供与を行う。
ニュースウォッチ
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