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クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/3/23
クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/3/23

クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/3/23

水素、アンモニア、LOHC

関西電力など 滋賀県米原市での水素製造・利活用調査で基本合意書を締結    2026/3/16

 関西電力は、滋賀県、米原市、大和ハウス工業、千代田化工建設、名城ナノカーボンと共同で、滋賀県米原市での地域産業と連携した水素製造・利活用調査に向けた基本合意書を締結したと発表した。伊吹スマートインターチェンジ、パーキングエリアを中心に、関西電力が水素ステーションの検討、千代田化工がトヨタ自動車と共同で開発中の水電解装置を含めた水素供給設備の検討、名城ナノカーボンがカーボンナノチューブ製造での水素利活用の検討などを行う。

川崎重工 遠心式水素圧縮機の実証運転を開始 2026/3/19

 川崎重工は、水素液化プラント向け遠心式水素圧縮機「KM Comp-H2」の実証設備を播磨工場に建設し、2026年1月より純度100%水素ガスによる実証運転を開始したと発表した。水素液化プラントの大容量化では、冷却用水素ガスを限られたスペースで高圧縮する装置の開発が必要であった。川崎重工は、超高速回転が可能な遠心圧縮機を採用し、既存装置に対し設置面積を約7分の1に削減可能とした。また、中間冷却および高効率インペラの採用により、従来装置と比較して年間約3~4%の消費電力削減を実現するとしている。川崎重工は、遠心式水素圧縮機「KM Comp-H2」による水素エネルギーの利活用拡大を目指すとしている。

合成燃料、バイオ燃料

出光 UPLと合成燃料・バイオ燃料を共同検討 2026/3/16

 出光興産は、インドの農薬大手UPLと、UPLからの合成燃料・バイオ燃料などの調達および関連事業開発に向けた共同検討を開始したと発表した。UPL社は、化学品や種子事業を傘下に持つほか、合成燃料やバイオ燃料などの脱炭素燃料事業開発にも取り組んでいる。種子事業ではトウモロコシを原料としたバイオエタノールの製造に取り組むほか、製造過程で排出されるCO2を原料とするe-メタノールやe-SAF製造プラントの開発も計画している。出光は、合成燃料やバイオ燃料の導入・普及とサプライチェーン構築に取り組んでいて、UPL社がインドで製造を検討している合成燃料やバイオ燃料(バイオエタノール、HEFA-SAF、ATJ-SAF)、Power-to-X(P2X)燃料の調達およびプロジェクト開発の共同検討に参画する。

コスモ 非可食由来のバイオイソブタノール開発を共同検討     2026/3/16

 コスモエネルギーHDは、日本大学生産工学部と共同で、食料と競合しない非可食由来バイオ原料によるバイオイソブタノールの生産技術に関する共同検討契約を締結したと発表した。バイオイソブタノールは、ディーゼル代替燃料用途としての直接利用のほか、ガソリンやSAF、化学品の原料となる物質へと転換できることから、燃料・化学品の両分野に展開可能な次世代アルコールとして注目されている。一方、エタノールと異なり自然界にはイソブタノールを高効率に生成する微生物が存在しないため、実用化には高度なバイオ技術の確立が必要となる。日本大学生産工学部は、微生物を対象とした遺伝子改変技術や、糖を利用したイソブタノール生産株開発に関する知見を保有している。両者は、非可食由来の糖原料からバイオイソブタノールを効率的に製造可能な生産株の開発に取り組むと共に、バイオエタノールの製造にも応用可能な糖化・発酵プロセスの確立をめざす。

カナデビア 米国でバイオメタンガス事業を実施 2026/3/17

 カナデビアは子会社でごみ焼却発電プラントやバイオガスプラントの設計、建設、保守、運営を行うカナデビア・イノーバ(スイス)が、米国ミネソタ州で食品廃棄物などを原料としたバイオメタン製造施設の建設・運営事業を行うと発表した。施設では、乾式メタン発酵と炭化技術を組み合わせ、有機廃棄物を微生物の力で分解しバイオメタンを製造するほか、分解後残渣を炭化しバイオ炭として土壌改良材や肥料、燃料として活用することを検討する。2027年の稼働開始を予定し、年間最大約75,000トンの有機廃棄物を処理して、バイオメタンを年間約5,400千Nm3、バイオ炭約8,000トンを生成する。米国ミネソタ州に拠点があるデム・コン社との協働事業となる。

運搬・貯蔵、燃焼、その他

IHI 大型燃焼試験でアンモニア専焼に成功    2026/3/18

 IHIは、GEベルノバと共同で、GEベルノバ製F型型ガスタービンのフルロード運転条件に相当する運転条件を再現するために設計された、IHIの実機サイズの燃焼器を用いたアンモニア専焼燃焼の実証に成功したと発表した。IHIとGEベルノバは、2030年までにアンモニア100%燃焼ガスタービンの実用化を目指すという開発ロードマップを共有していて、今後も協業を継続し、複数の実機スケール試作燃焼器を用いた燃焼試験に取り組んでいくとしている。

川崎重工 水素運搬船向け低温バルブの製作で契約を締結     2026/3/18

 川崎重工は、共栄バルブ工業、中北製作所、およびフジキンと、川崎重工が建造する日本水素エネルギー社向け40,000m3型液化水素運搬船の低温バルブの製作について契約を締結したと発表した。低温用バルブは、液化水素という極低温かつ水素環境での高い断熱性とシール性が要求される重要な中核機器だ。共栄バルブは玉形弁、逆止弁、中北製作所はバタフライ弁、フジキンはミニチュア弁が採用される。

統計

原油販売量 2026年1月
汎用樹脂販売量 2026年1月
合成皮革販売量 2026年1月

ニュースウォッチ

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