水素、アンモニア、LOHC
高砂熱学 沖縄県でグリーン水素利活用実証を開始へ 2026/7/31
高砂熱学工業は、沖電工と共同で、沖電工中城湾事業所(沖縄県うるま市)において、グリーン水素を利活用する実証を2027年3月より開始すると発表した。実証では、太陽光などで発電した電力を活用し、高砂熱学製PEM型水素製造装置Hydro Creator(5Nm3/h)により水素を製造する。製造した水素は水素タンクに貯蔵し、燃料電池やFCフォークリフトなどの燃料として活用し、水素を「つくる」「ためる」「つかう」を地域で継続的に運用する実証を行う。将来的には、離島地域や空港、建設現場など多様な分野への展開を視野に入れ、島しょ型水素社会の構築を目指す。

千代田化工 SPERA脱水素技術がエンジニアリング奨励特別賞を受賞 2026/8/4
千代田化工建設は、シンガポールでのSPERA脱水素技術活用実証が、エンジニアリング協会の2026年度エンジニアリング功労者等表彰において、エンジニアリング奨励特別賞を受賞したと発表した。シンガポールのパシル・パンジャン港に、コンテナサイズの小型脱水素装置を設置し、輸入MCHから高純度水素を製造、港湾内の大型燃料電池車へ供給し、水素利活用の実証運転を完了した。千代田化工は、実証を通じて、現地規制への適合プロセスを確立するとともに、自動制御および遠隔運転可能な分散型運用体制を構築し、技術的・運用的知見を獲得したとしている。

アイシン 水素SS向けオンサイト水素製造でFS 2026/8/6
アイシンは、ENEOSと共同で、NEDOが公募した「水素社会モデル構築高度化技術開発・実証事業」に応募した「内陸部における商用車用水素ステーション(SS)向けオンサイト水素製造・利活用ビジネスモデルの実現可能性調査」が、調査フェーズとして採択されたと発表した。内陸部に立地し、水素輸送負担が大きい商用車用水素SSを主に対象とし、需要地で製造する小型・パッケージ型PEM型水電解装置によるオンサイト水素製造の有効性と展開性を調査する。アイシンは、水電解装置の仕様や物流需要などの調査および物流運航最適化の検討を行い、ENEOSがEMS活用による電力調達コスト低減・水電解装置の最適運転の検討などを担う。
岩谷産業 JR東日本と水素燃料電池鉄道車両を開発 2026/8/7
岩谷産業は、東日本旅客鉄道(JR東日本)と共同で、NEDOの水素サプライチェーン構築に向けた技術開発の公募に提案した「社会実装に向けた次世代水素燃料電池鉄道車両の開発」が採択されたと発表した。事業では、水素燃料電池鉄道車両の社会実装に向け、車両技術と水素供給技術の開発として、JR東日本がハイブリッド制御技術および水素貯蔵ユニットの開発を、岩谷産業が水素容器への高速充填および充填制御技術の開発を行う。
CO2回収、DAC、CCUS
日立など 沖縄でDOCを実証へ 2026/8/4
日立製作所は、商船三井および日本航空と共同で、海水中に溶解しているCO2を直接分離・回収するダイレクト・オーシャン・キャプチャー(DOC)の実証を、沖縄県久米島で実施する覚書を締結したと発表した。久米島の陸上に設置したコンテナ型実証設備に海水を取水し、電気透析により海水を酸性化することで海水中の重炭酸イオンなどをCO2気体に変換し、分離する。海水中のCO2濃度は大気中の約100~150倍と高く、効率的にCO2を回収できると期待されている。将来的には、回収したCO2をe-SAFなどの合成燃料の原料として活用することを視野に入れる。

運搬・貯蔵、燃焼、その他
川崎重工 LPG燃料推進LPG/アンモニア運搬船を引き渡し 2026/8/7
川崎重工は、CAMEL MARITIMA S.A.向けに86,700m3型LPG燃料推進LPG/アンモニア運搬船「LYLA PATHFINDER」を引き渡したと発表した。引き渡したLPG/アンモニア運搬船は、LPGとアンモニアを運搬可能で、混載して同時に運搬することもできる。川崎重工は、今後も、LPG燃料推進LPG運搬船、LPG/アンモニア運搬船をはじめとする環境規制に対応した各種商船や、液化水素運搬船など、地球環境にやさしい船舶技術を開発・提供していくとしている。
M&A、出資
三井化学 AIでバイオプラスチック設計スタートアップに出資 2026/8/4
三井化学は、自社CVCを通じて、カナダのスタートアップ・マテリアバイオワークスに出資したと発表した。マテリアバイオワークスは、計算化学とAIを活用し、バイオプラスチックなどの持続可能な素材を効率的に設計するプラットフォームを開発している。三井化学は、マテリアバイオワークスのプラスチック設計に、三井化学のバイオマス素材を活用することで、新規顧客の獲得を含めたバイオプラスチック材料の提供拡大をめざす。
プラスチック
三菱ケミカル プラ資源循環動静脈連携で実証を開始 2026/8/5
三菱ケミカルは、軟包装材の資源循環に関わる9社と共に、環境省の「令和7年度プラスチック資源循環戦略に関する調査・検討業務」の一環として実施される動静脈連携モデル実証に参画すると発表した。実証では、複数の製品の製造・流通を行う動脈事業者と、廃棄物の再循環を行う静脈事業者が、技術や設備を共同活用する「協創型プラットフォーム(PF)モデル」の成立可能性を検証する。検証では、個社が独自に設備・技術を活用する場合と、協創型PFモデル化での共同利用する場合の比較、および剥離・脱墨技術の評価と課題検討を行う。三菱ケミカルは、プラスチック容器包装・フィルム製造事業者であるとともに、剥離・脱墨技術開発事業者としても参画する。他の参画社は次の通り。三菱総合研究所、アールエム東セロ、共栄社化学、ZACROS、大日本印刷、東洋製罐、TOPPAN、朋和産業、細川洋行。

決算
重工業、エンジニアリング会社 決算状況 2026年6月期
石油・化学会社 決算状況 2026年6月期
統計
ナフサ生産量 2026年6月
ガソリン小売価格 2026年7月
汎用樹脂販売量 2026年6月
ニュースウォッチ
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