水素、アンモニア、LOHC
JFEテクノ 水電解評価試験装置を発売 2026/9/3
JFEテクノリサーチは、水電解評価試験装置の販売を開始すると発表した。従来の評価試験では、配管や接液部に使用される金属材料から溶出された金属イオンが試験結果に影響を及ぼす可能性があった。今回開発した試験装置は、配管や流路などの接液部に金属材料を排除した金属フリー構造としたことで、金属イオン溶出による試験への影響を抑制した。PEM型、AEM型水電解単セルの触媒、電解質膜、電極、ガス拡散層の性能を評価することができる。
日鉄エンジ 北九州市と水素・アンモニア活用で連携 2026/9/7
日鉄エンジニアリングは、北九州市と脱炭素社会および循環型社会の実現に向けた連携協定を締結したと発表した。北九市内のごみ発電や再生可能エネルギーの有効活用、EMSを活用したエネルギー需給の最適化、水素・アンモニアの活用などを推進する。水素・アンモニアの活用では、日鉄エンジが保有するプラント開発、建設、O&Mノウハウに加え、EMS「Think EMXS」を活用した電力運用サービスなどを活用して、水素・アンモニア利活用技術の開発・社会実装に向けた取り組みを検討していくとしている。
三菱化工機 川崎重工より水素製造装置を受注 2026/9/10
三菱化工機は、川崎重工より、水素製造装置8,400Nm3/hrを1系統受注したと発表した。都市ガス13Aを原料とした水蒸気のメタン改質(SMR)法による水素製造装置で、川崎重工の神奈川県川崎市川崎区扇町に建設する水素製造設備に使用される。三菱化工機は、1064年にSMR法水素製造装置の国内1号機を手掛けて以来、これまで水素製造装置を国内外に200基に迫る納入実績がある。
合成燃料、バイオ燃料
JFEエンジ C-PhoeniX Peocessを紹介 2026/9/7
JFEエンジニアリングは、2026年11月9日から20日、トルコで開催されるCOP31で環境省が主催する「ジャパン・パビリオン」に、廃棄物のガス化ケミカルリサイクル(CR)技術「C-PhoeniX Process」を出展すると発表した。JFEエンジは、NEDO GI基金事業で、C-PhoeniX技術を活用した実証事業を推進していて、2026年6月に1日の処理量20tの小型設備での実証試験を完了している。JFEエンジによれば、幅広い廃棄物をガス化し合成ガスを生成するC-PhoeniXプロセスは、世界で唯一のものだとされる。水素とCOが主成分である合成ガスは、プラスチックやSAFの原料としての活用が期待される。

三井金属 豪社とバイオメタノール製造プロセスを開発へ 2026/9/9
三井金属は、オーストラリアのクリーンエネルギー技術開発企業ワイルドファイア・エナジー(WFE)社と、バイオマスおよび廃棄物を原料とした低コストバイオメタノール製造実証プロジェクトを推進すると発表した。WFE社は、MIHG(Moving Injection Horizontal Gasification)と呼ばれるガス化技術を保有している。通常、廃棄物などのガス化では、原料を酸素に移動させるのに対し、MIHGでは、バッチ反応炉内のバイオマスや廃棄物に、酸素を移動させながら供給することで、原料の前処理や供給機能を省くことができる。今回のパイロット実証では、WFE社のMIHG技術を活用したガス化プラントと、三井金属がイーセップと共同で開発するメタノール合成装置を接続し、バイオメタノールを製造する実証試験を実施する。また、FSとして、年間20万トン以上の廃棄物から豪州クイーンズランド州内でバイオメタノールを生産するプロセスについて調査するとともに、バイオメタノールからSAFへの展開についての可能性も調査を行うとしている。
日揮 ブルーインパルスに国産SAFを供給 2026/9/11
日揮ホールディングスは、グループのSAF製造会社SAFFAIRE SKY ENERGYが製造した国産SAFを、コスモエネルギーグループを通じて、航空自衛隊ブルーインパルスに供給すると発表した。今回、供給されるSAFは、9月19日に愛知県名古屋市上空で予定されている展示飛行に使用される。
CO2回収、DAC、CCUS
JCCL コンテナ型CO2回収装置を製品化 2026/8/31
JCCLは、東洋製罐グループホールディングスと共同で、1日30kgの高純度CO2を回収できる減圧蒸気スイング(VPS)方式のCO2回収装置VPSA2を製品化し、2026年10月より受注を開始すると発表した。JCCLのアミン含有ゲル固体吸収剤を活用し、工場やボイラーなど中小規模排出源から排出されるCO2濃度10%前後のガスからCO2を回収する。JCCLは、2024年5月に1日約2kgのCO2を回収するVPSA1を開発している。今回、20フィートコンテナにCO2分離回収システムを集約。中小規模の工場や研究施設など、さまざまな現場へ導入できるようにした。
運搬・貯蔵、燃焼、その他
川崎重工 30MW級水素専焼ガスタービンをドイツに設置 2026/9/7
川崎重工は、ドイツの電力会社RWEと共同で、RWEが運営するエムスラント発電所内(ドイツ・ニーダーザクセン州リンゲン)の水素パークに、30MW級水素専焼ガスタービン「L30A」を用いた発電設備の設置工事を完了したと発表した。川崎重工の明石工場で製造したガスタービンを、グループ会社であるKawasaki Gas Turbine Europe(KGE)が発電装置に組み込み、設置した。今後、設置した水素専焼ガスタービンを用いて、発電実証プロジェクトを開始する。30MW級ガスタービンを用いた水素専焼発電実証は、欧州では初めての取り組みとなる。
川崎重工など 大型商船向け水素燃料エンジンの陸上運転試験に成功 2026/9/8
川崎重工は、NEDO、ジャパンエンジンコーポレーション、ヤンマーパワーソリューションと共同で推進している「舶用水素エンジンおよびMHFS(舶用水素燃料タンクおよび燃料供給システム)開発」で、ジャパンエンジンが開発した大型商船向け水素燃料エンジン「6UEC35LSGH」が完成し、工場運転で水素混焼率95%以上を達成したと発表した。このエンジンは商船三井と商船三井ドライバルクが尾道造船で建造する多目的船に搭載され、2028年4月より実船での実証試験を行う予定だ。川崎重工は、MHFSおよび液化水素を船舶に積み込むためのバンカリング設備の開発・製造を担当する。
M&A、出資
伊藤忠 インドでのアンモニア輸入タンク事業に出資 2026/8/31
伊藤忠商事は、インド・グジャラート州ピパヴァヴ港でのアンモニア輸入タンク事業を展開するAegis Terminal(ATPL)社の株式の一部をAegis Vopak Ternimals(AVTL)社より取得し、事業に参画したと発表した。事業は、ピパヴァヴ港に、保管能力約36,000トンのアンモニアタンクを新設し、船荷役用設備、パイプライン、トラック荷役施設などを含む物流機能を整備するものだ。伊藤忠はこれまで、AVTL社とLPGを中心にインドでのタンク事業を展開していた。ATPL社の一部株式取得を通じて、インドでのアンモニアサプライチェーンの構築を推進するとともに、AegisおよびVopakグループの国内外でのターミナル運営力を融合させた共同ビジネスモデルとして事業を推進していくとしている。
JCCL シリーズBで資金調達 2026/9/7
JCCLは、シリーズBラウンドで、ファンド2社および大日本印刷、日本ゼオン、東洋製罐グループホールディングスから資金調達を実施したと発表した。調達額は非公表。また、3社とは、戦略的パートナーの協業強化を図った。
統計
原油、ガソリン販売量 2026年7月
ナフサ生産量 2026年7月
汎用樹脂販売量 2026年7月
ニュースウォッチ
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トヨタ、イタリア商用車メーカーと水素で連携 2026/9/12