三菱重工は、インドのパートナー企業ハイジェンコ社と協力し、インドで製造されたグリーン水素・アンモニアをシンガポールなどで利用する場合の経済性を解析し、バリューチェーン全体の最適化で大幅なコストダウンが見込めることを提示したと発表した。調査事業では、インドでグリーンアンモニアを製造した上で、シンガポールで電力やバンカリングでの利用を想定した経済性を評価した。解析結果では、シンガポールでのアンモニア調達ベースケース648$/MTに対し、機器コスト、資本コストの低減、GDAM(インドでの再エネ取引市場活用)、高効率電解装置の適用により、アンモニア調達コストは333$/MTまで低減する可能性がある。とは言え、日本の発電向け調達コストの目標値は、約40$/MTのカーボンプライスを適用しても270$/MTであり、インドでの各種支援の継続・強化、日本・シンガポールでのオフテイカーの発掘による規模の拡大が必要であるとしている。