神島化学工業は、工場排ガスに含まれる低濃度CO2を建材や化成品原料に変換する「CO2リサイクルプロダクションシステム」の商用プラントを、香川県三豊市の詫間工場に新設し、稼働を開始したと発表した。約10%の濃度のCO2をアルカリ性資源と反応させることでCaCO3やMgCO3に変換する。通常、CO2を原料として利用するには、高濃度化が必要であったが、装置および条件の最適化により反応効率を高めた。また、不純物の影響で利用が難しかった副産物についても、アルカリ性資源として活用する技術を開発した。プラントでは当初年間4,000トンのCO2を再利用するが、段階的に拡大し年間2万トンまで引き上げる予定だ。神島化学は、CO2リサイクルプロダクションシステムで生産したCaCO3を原料とした、建材を新製品「ZESTA」として2026年10月に発売するとしている。