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重工業、エンジニアリング会社 決算状況 2025年9月期
重工業、エンジニアリング会社 決算状況 2025年9月期

重工業、エンジニアリング会社 決算状況 2025年9月期

売上収益: エナジー、プラント・インフラ、航空・防衛・宇宙の3セグメントが好調な三菱重工、すべてのセグメントで好調で過去最高収益の川崎重工以外は減収。
営業利益: 増収効果の三菱重工、大型プロジェクトが着実遂行の日揮、千代田は増益。東洋は収支悪化案件により欠損計上。

三菱重工

売上収益
・エナジー、プラント・インフラ、航空・防衛・宇宙の3セグメントにおいて前年同期比増収。主な事業別では、GTCC、防衛・宇宙が売上収益を大きく伸長。
事業利益
・プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙の3セグメントにおいて前年同期比増益。GTCC、製鉄機械、防衛・宇宙が事業利益を大きく伸ばす一方で、火力事業の一部工事における損失や前年同期の土地売却のリバウンド等もあり、全体では微増。

注.今中間決算より連結子会社三菱ロジスネクスト(株)及びその子会社・関連会社に係る事業を非継続事業に分類したことから、売上収益、事業利益、税引前中間利益は非継続事業を除いた継続事業の金額を表示。また、前年同期比は継続事業での比較となり、グラフとは合わない。

川崎重工

売上収益
・各セグメントともに、顧客からの受注増ににより増収、過去最高を記録。
事業利益
・増収効果あるも、円高や関税コストの上昇等により減益。

IHI

売上収益
・防衛事業の拡大や、民間向け航空エンジンでのスペアパーツの販売の増加があったが、中核事業での事業譲渡に伴う減収や前年同期の大型工事の進捗の反動もあり減収。
営業利益
・民間向け航空エンジンのスペアパーツ販売増加に加えて、運搬機械事業の譲渡益計上等による増益があったが、民間向け航空エンジンの整備費用発生遅れ及び為替円安の反動や、カーボンソリューションの一部海外事業の採算悪化により減益。

日揮HD

ハイライト
・総合エンジニアリング事業は、国内外大型プロジェクトの着実な遂行により順調に進捗。 機能材製造事業は全般に底堅く推移。

千代田化工

売上収益
・国内外の主要案件が順調に進捗した一方、インドネシアの銅製錬案件が昨年11月に完工したことにより減収。
営業利益
・国内外で遂行中の主要案件の順調な進捗に加え、完工における採算改善により増益。

東洋エンジニアリング

売上収益
・連結受注高は1,277億円、タイ向け石油化学プラント等の複数のプロジェクトの進捗があったが、受注高すべての完工には至らず減収。
営業利益
・ブラジルガス火力発電、バイオマス2件の収支悪化により営業損失を計上。

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