プラスチック関連ニュース 2023.6.30
プラスチック関連ニュース 2023.6.30

プラスチック関連ニュース 2023.6.30

プラスチック、原料

三井化学 バイオ由来原料PUでグリーン・サステイナブル ケミストリー賞を受賞 2023.6.15

三井化学は「バイオ由来C5イソシアネートおよびその誘導体を用いたポリウレタンの実用化」において、公益社団法人新化学技術推進協会(JACI)による第22回グリーン・サステイナブル ケミストリー賞(GSC賞)の「経済産業大臣賞」を受賞したと発表した。

これまでの研究により、植物資源を由来とする炭素数5のイソシアネートモノマー 1,5-ペンタメチレンジイソシアネート(スタビオ®PDI®)を開発し、ポリウレタン原料であるイソシアネートのバイオマス化に成功している。

 このイソシアネートは、シリコン系太陽電池のコーティング材や車両用構造接着剤の硬化剤、眼科手術医のための訓練シミュレーター、メガネレンズ材料として使用されている。

モスフード バイオマスカトラリー 原料の米を熊本で生産         2023.6.20

 モスフードサービスは出資する農地所有適格法人モスファーム熊本で、非食用米由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン®」の原料となる非食米の生産を開始すると発表した。2023年の生産量は40トン程度となる見込み。

 モスフードサービスは、2022年8月からモスバーガーで使用するスプーンやフォークなどのカトラリーに、ライスレジンを25%配合したバイオマスプラスチックを使用している。40トンの非食米の生産でモスバーガー全店のスプーン、フォークを1年分賄うことができるとしている。

BRHD 東北2社と農業振興で業務提携         2023.6.22

 バイオマスレジンホールディングス(BRHD)は、関連会社 農地所有適格法人ちーのとともに、南東北クボタと「福島、宮城、山形における農業振興及び被災地12市町村における営農再開に関する包括連携業務提携」を締結したと発表した。南東北クボタとちーのは2022年より福島県浪江町、飯館村における営農再開としてバイオマスプラスチック「ライスレジン®︎」の資源となる「お米」の生産に着手している。

UBE CO2からポリウレタン中間体製造の研究開発に着手         2023.6.22

 UBEは、大阪公立大学、日本製鉄と共に応募した「CO2からのポリカーボネートジオール一段合成プロセスの開発がNEDO事業に採択されたと発表した。

 ポリウレタン樹脂の原料であるポリカーボネートジオールの合成は、従来2段階で行なわれてきたが環境負荷が高いのが課題であった。研究開発では、CO2とジオールからポリカーボネートジオールを1段階で合成する。本事業に先立ち大阪公立大学と日本製鉄は、小規模反応器でCO2とジオールからポリカーボネートジオールを合成できる触媒プロセスを開発し、合成に関する基本原理を確認している。今回の研究開発ではベンチ試験設備設計のための触媒技術開発やプロセス開発を行う。

DIC 環境配慮型水系ウレタン樹脂の販売を開始         2023.6.28

 DICは、工程時間短縮と臭気低減した環境配慮型水系ウレタン樹脂「HYDRAN™(ハイドラン)GPシリーズ」の販売を開始したと発表した。従来の水系ウレタン樹脂よりも高固形分化およびアミン系物質の使用をやめたことにより実現した。合成皮革・人工皮革、塗料、接着剤用途などに展開し、2030年に売上高100億円を目指すとしている。

適用

三井化学 HUMOFIT®がワコールの「ハグするブラ」に採用         2023.6.14

 三井化学は、新開発したプラスチックシートHUMOFIT🄬(ヒューモフィットⓇ)が、ワコールのインナーウェアブランド「ハグするブラ」に採用されたと発表した。HUMOFIT🄬は約28℃で柔らかくなるように設計されていて、人に触れると体温で柔軟になり体にフィットする。

リサイクル

東京大学 選択的ウレア結合水素化触媒を開発  2023.6.13

 東京大学大学院工学系研究科 野崎京子教授らの研究グループは、カルボニル化合物の中で最も反応性が低いウレアを水素分子を用いて選択的に分解できる触媒を開発したと発表した。

 研究グループは、リンと窒素を含む配位子とイリジウムからなる触媒を用いて、ウレアを水素化分解によって選択的にホルムアミドとアミンを得ることができ、ポリウレア樹脂のケミカルリサイクルの可能性が広がるとしている。

凸版印刷 三菱ケミカルGr、共栄社化学と包装資材のマテリアルリサイクル実証試験を開始       2023.6.22

 凸版印刷は、三菱ケミカルグループ、共栄社化学と共に、包装材料の製造工場から排出される廃プラスチックを水平リサイクルすることを目的とする、マテリアルリサイクル生産プロセスを共同開発する契約を2023年3月15日に締結し、6月よりマテリアルリサイクルの生産プロセスの実証試験を開始すると発表した。

 分離して取り出された樹脂はリサイクル樹脂として洗剤やシャンプーなどのトイレタリー製品や食品の包装材に使用するフィルムの原料としての利用を検討している。3社は、2027年度の社会実装を目指しマテリアルリサイクルによるプラスチックフィルムの生産プロセス開発を行う。

ニュースウォッチ

  • 旭化成や住友化学、植物由来のプラスチック原料量産へ 2023.6.18
  • エヌ・イー ケムキャット、廃プラ油化に触媒製品 2023.6.19
  • カネカ、CO2由来生分解プラ量産へ 2万トン規模 2023.6.27
  • アイカ工業、バイオマスフェノール樹脂製品に力 2023.6.28

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です