プラスチック関連ニュース 2023.9.22
プラスチック関連ニュース 2023.9.22

プラスチック関連ニュース 2023.9.22

研究

スズキ 静岡大学とマイクロプラスチックの判別技術を共同研究         2023.9.11

 スズキは、静岡大学とたんぱく質のプラスチックへの吸着特性を活かしたマイクロプラスチックの判別技術に関する共同研究を開始すると発表した。静岡大学が研究しているプラスチックに吸着し着色させるタンパク質を使用し、マイクロプラスチックにタンパク質を吸着、着色させることで、プラスチックの特定、判別を短時間で行うことが可能になる。スズキはマイクロプラスチック回収装置(MPC)を開発し、2022年7月より船外機の一部機種に標準搭載している。

プラスチック、原料

積水化学 信越ポリマーより塩ビ管・継手事業を譲受         2023.9.8

 積水化学は、関係会社徳山積水工業が(株)ヴァンテックと共同で、信越ポリマーから塩ビ管および塩ビ継手の製造販売事業を譲り受けることになったと発表した。販売はヴァンテックが承継し、信越ポリマーの南陽工場は徳山積水の事業所として編入する。11月1日にクロージング予定。

ハイケム ε-カプロラクトン供給中国メーカーと生分解性プラなどの日本販売代理契約を締結         2023.9.13

 ハイケムは、中国の湖南聚仁化工新材料科技有限公司とε-カプロラクトンおよびPCL(ポリカプロラクトン)ポリオールと、海洋生分解性プラスチックPCLの日本国内での販売代理契約を締結したと発表した。聚仁化工が生産能力を拡大したことでε-カプロラクトンの安定供給が可能になったため。PCLは化石由来の生分解性プラスチック。熱や湿気、微生物などで水とCO2に分解する。

トクヤマ 塩ビ子会社を吸収合併         2023.9.21

 トクヤマは、2024年4月1日に塩ビ販売子会社である新第一塩ビを吸収合併すると発表した。新第一塩ビは、1982年に呉羽化学、サン・アロー化学、住友化学、日本ゼオンが共同出資して前身となる第一塩ビ販売を設立。1995年に日本ゼオン、住友化学、サン・アロー化学の出資で新第一塩ビが発足し、1999年にトクヤマがサン・アローを吸収合併、2000年にはトクヤマが増資しトクヤマ主体の会社となった。2017年には日本ゼオンが、2023年4月には住友化学が出資を解消し、トクヤマの100%子会社となっていた。

適用

ユニチカ バイオマス素材がヤマハのリコーダーに採用される         2023.9.7

 ユニチカは、PLAを原料としたバイオマス素材「テラマック」樹脂が、ヤマハのリコーダーに採用されたと発表した。ユニチカの樹脂改質技術とコンパウンド技術で従来のABS樹脂とほぼ同等の耐久性や強度を実現したとしている。

三井化学 バイオマスPPがリユース容器に採用される         2023.9.11

 三井化学は、三井化学が65%出資するプライムポリマーのマスバランス方式バイオマスPP「Prasus」が、飲食店からのテイクアウトごみ削減のためのリユース容器シェアリングサービス「Megloo(メグルー)」の専用容器に採用されたと発表した。三井化学はBePLAYERブランドのもとバイオマスプラスチックの展開を拡大している。

三菱ケミカル 生分解性樹脂コンパウンドか釣具に採用される         2023.9.12

 三菱ケミカルグループは、植物由来の生分解性樹脂コンパウンド「FORZEAS」の海洋生分解性グレードが株式会社ハヤブサのサビキカゴに採用されたと発表した。FORZEASは、三菱ケミカルグループの植物由来の生分解性樹脂「BioPBS」を使用したコンパウンドで、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解される。

三菱ケミカル 生分解性樹脂BioPBSがティーバックに採用される       2023.9.20

 三菱ケミカルは、植物由来の生分解性樹脂「BioPBS」が起立工商会社の茶葉ブランド「EN TEA」ティーバッグ外袋のシーラント層およびチャックに採用されたと発表した。BioPBSは、低温ヒートシール性や柔軟性に優れていて、食品などの包装材として採用が広がっているとしている。

リサイクル

三井化学 駅で回収したPETボトルで吸音材を開発         2023.9.19

 三井化学は、JR東日本などと、駅で回収したペットボトルを活用した「えきPET吸音材」を開発したと発表した。従来品は、石油由来の原料75%にリサイクル由来の材料を25%混合して製造していたが、新規開発品では駅で回収したPETボトル原料を10%、リサイクル由来その他を40%まで増やした。これにより製造時のCO2排出を5%低減することができたという。吸音材は東北新幹線の環境対策として導入を予定している。

東レ 自動車用ナイロン6のケミカルリサイクルに関する共同実証を開始        2023.9.19

 東レは、ホンダと、使用済みの自動車から回収するガラス繊維配合ナイロン6樹脂の部品をケミカルリサイクルする技術に関する共同開発契約を締結したと発表した。回収したナイロン6樹脂部品を亜臨界水で解重合し、ナイロンの原料となるカプロラクタムに再生する。環境省の実証事業プロジェクトに採用されていて、樹脂処理量500ton/年規模のパイロット設備を導入して実証実験を進め、2027年頃の実用化を目指すとしている。

出光 ビーチクリーン活動で海洋プラから油を生成         2023.9.19

 出光興産は、宗像市大島の宗像大社周辺の海岸でビーチクリーン活動を実施し、回収した海洋プラスチックごみから油化したA重油相当の生成油を、宗像市に納入したと発表した。海岸に漂着した漁具やペットボトルなどの海洋ごみ約100kgを回収した。生成油は、農業用ボイラー等の燃料に使われる予定。

ニュースウォッチ

  • 千代田、クレハからPVDFプラントの増強プロジェクトを受注へ 2023.9.10
  • 日本化薬・・・エポキシ樹脂、新系列に続く増産へ 2023.9.11
  • グンゼ、複合ナイロンフィルム再利用へ 30年度までに異種分離導入 2023.9.12
  • PSジャパン、25年度めどポリスチレンリサイクル商用化2023.9.12
  • ポリプラスチックス LIBの熱暴走でも絶縁性維持、PPSを開発 2023.9.13
  • 双日 ブラジル企業と、100%バイオマスPETを20年代後半に商業生産 2023.9.14
  • 住友化学、プラスチックごみを宝の山に ガス化で循環 2023.9.14
  • デンカ、卵殻配合プラ拡充 ABS樹脂複合材開発 2023.9.15
  • 東洋紡、液晶用フィルム2割増産 薄型化で追加投資せず 2023.9.15
  • JEPLAN、繊維製品を熱分解ガス化で再資源化 最終的に再生ポリ原料へ 2023.9.15
  • 三井化学とラピュタロボ、樹脂製自動倉庫売り込み 2023.9.18
  • 積水化学工業発売開始 大容量大型塩ビ雨とい 2023.9.19
  • UNEP、プラ条約交渉でたたき台 2023.9.20
  • 東洋紡が車載フィルム拡販 EV絶縁材向け、25年度売上高2倍へ 2023.9.20
  • 東ソー、金属接合PPSがEVに採用 拡販に弾み 2023.9.21
  • 東レ、PPSコンパウンド世界シェア36%へ2023.9.22

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です