プラスチック、原料
日本触媒、理研 新規海洋生分解性プラの開発に成功 2024.1.18
日本触媒と理化学研究所は、新規海洋生分解性プラスチックの開発に成功したと発表した。ポリエチレンサクシネート（ＰＥＳ）骨格に長鎖ジカルボン酸ユニットを導入したポリマーが、海洋で容易に生分解されるセルロースと同等の海洋生分解性を発現することを確認した。包装材料や農業関連資材、土木建築資材など様々な用途展開が期待され、今後、量産体制の確立を進め、用途開発を行っていく。また、ＰＥＳに天然アミノ酸ユニットを組込んだ新規海洋生分解性永輝アミドポリマーについても開発を行っているとしている。
適用
ファミリーマート プラスチックスプーンなど一部店舗で有料化 2024.1.19
ファミリーマートは、２０２４年１月２９日から全国の直営店舗約100店で、店頭でのプラスチック製スプーン・フォーク・ストローの有料化を開始すると発表した。デザート用スプーンやストローが１本４円、スプーンやフォークは６円となる。先行での取り組みによりプラスチック使用量は年間で約4トン削減されると見込まれ、順次全国の店舗への適用を拡大していく予定。
リサイクル
ＪＦＥエンジ 川崎臨海部に首都圏最大級のプラリサイクル施設を建設 2024.1.9
ＪＦＥエンジニアリングは、グループ会社Ｊ＆Ｔ環境がＪＲ東日本、ＪＲ東日本環境アクセスと共に、神奈川県川崎市で使用済みプラスチックのリサイクル事業を行うＪサーキュラーシステムを共同で設立したと発表した。建設する施設Jサーキュラーシステム 川崎スーパーソーティングセンターは、首都圏最大級となる一日あたり２００トンの使用済みプラスチックの処理能力を有し、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルを行う。２０２５年４月の本格稼働を予定している。
伊藤忠 床材の循環リサイクル事業を開始 2024.1.11
伊藤忠商事は、グループ会社ＣＩＰＳアドバンス、インテリア・内装卸売事業を手掛けるリリカラと協力して、フランスの建築資材メーカーＴａｒｋｅｔｔ社が製造する環境配慮型床材「デッソ」による日本市場での床材循環リサイクル事業を開始したと発表した。「デッソ」は、床材の基材部分と表面の繊維部分を分離し、それぞれ再生することが可能な製品。伊藤忠とＣＩＰＳアドバンスが輸入した「デッソ」をリリカラが販売・施工、使用済みの「デッソ」をリリカラが回収しＴａｒｋｅｔｔ工場に戻して再生する、床材循環システムの構築を目指すとしている。
体制
三菱ガス レンズモノマー製造プラントを新設 2024.1.5
三菱ガス化学は、三重県の四日市工場に眼鏡レンズ向けプラスチックレンズモノマーＩＵＲＥＳＩＮの製造設備を新設し、２０２６年内の運転開始を予定すると発表した。また、大阪府にある四日市工場浪速製造所で製造する植物由来の原料を使用したバイオマスレンズモノマーＥｐｉｓｌｅｓｆについて２０２４年から販売を開始する。
ニュースウォッチ
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