日産系列主要企業 決算状況 2024年3月期
日産系列主要企業 決算状況 2024年3月期

日産系列主要企業 決算状況 2024年3月期

売上収益: 各社、顧客の増産、円安為替影響で増収。
営業利益: 各社増収、円安効果で増益。
四半期利益: ヨロズは中国、インド、タイでの減損損失計上で欠損計上。

ユニプレス

売上収益
・得意先の増産及び為替影響により前年比10.1%増の3,350億円となった。
・事業セグメントでは、車体プレス部品が前年比10.7%増の2,933億円、トランスミッション部品が12.2%増の360億円、樹脂部品が0.3%増の39億円、その他は49.3%減の17億円であった。
・地域セグメントでは、日本が前年比15.6%増の1,136億円、米州が36.8%増の1,169億円、欧州が金型等の売上減少で0.1%減の461億円、アジアは減産影響で21.6%減の583億円であった。

営業利益
・増収、為替影響で前年比192%増の109億円を計上した。
・地域セグメントでは、日本が前年5億円の損失に対し35億円の利益を計上、米州は前年比151%増の97億円、欧州は前年1億円の損失から2億円の損失に損失幅拡大、アジアは前年5億円の利益から26億円の損失になった。

子会社の吸収合併
・2024年4月1日付けで、(株)ユニプレス技術研究所を吸収合併した。

河西工業

メキシコ子会社の決算未終了にて決算発表延期

ヨロズ

売上収益
・生産台数の増加および円安に伴う換算の影響から前年比13.0%増の1,814億円となった。
・地域セグメントでは、日本は生産台数増加、金型・設備売上増加、コスト上昇分回収などにより前年比32.9%増の676億円、米州は33.3%増の776億円、アジアは中国での生産台数減少大きく16.7%減の493億円であった。

営業利益
・エネルギー費高止まり、労務費上昇、新車立上り費用増加あるが増収効果および固定費圧縮で前年比51.0%増の45億円となった。
・地域セグメントでは、日本は前年比2.7倍となる61億円、米州は新車立上げ費用発生等で前期11億円の損失から13億円の損失に損失幅拡大、アジアは5.1%減の15億円であった。

当期損益
・中国、インド、タイの拠点の固定資産回収可能性検討で減損損失118億円を計上した。日本会計基準のため当期損益は39億円の損失となった。

パイオラックス

売上収益
・中国減収分を日本、北米がカバーし、円安効果もあり前年比10.5%増の645億円となった。
・事業セグメントでは、自動車関連が前年比10.7%増の598億円、医療機器が拡販推進効果もあり7.8%増の47億円となった。
・地域セグメントでは、日本が11.7%増の343億円、北米が28.6%増の143億円、アジアは0.1%増の202億円、欧州等その他が25.6%増の19億円であった。

営業利益
・増収効果および合理化活動推進により前年比20.4%増の47億円となった。
・事業セグメントでは、自動車関連が前年比22.6%増の58億円、医療機器は調達部品コストの上昇および在庫廃却等の影響により53.2%減の4,400万円となった。
・地域セグメントでは、日本が71%増の30億円、北米が43.9%増の11億円、アジアは中国減益分が大きく31%減の16億円、その他は前年1.6億円の損失から2,000万円の利益を計上した。

ユニバンス

売上収益 
・顧客の生産調整解消し販売堅調、原材料・エネルギー高騰分販売価格転嫁、円安影響により前年比8.6%増の527億円となった。
・事業セグメントでは、ユニット事業が前年比8.4%増の341億円、部品事業が8.9%増の186億円でった。
・地域セグメントでは、日本が前年比12.2%増の343億円、北米が5.6%減の61億円、アジアが3.7%減の223億円であった。

営業利益
・増収、円安影響に加え、一部製品の商流変更での輸送費削減、顧客との製品保証引当金按分見直しで約4億の戻し入れがあり前年比281%増の43億円を計上した。
・事業セグメントでは、前年比177%増の34億円、部品事業は前年1億円の損失から今期は売上高増加により8億円の利益を計上した。
・地域セグメントでは、日本が前年比10倍となる26億円、北米は前年2億円の損失から1億4,500万円の損失に赤字幅縮小、アジアは65.8%増の17億円であった。

当期純利益
・第3四半期に子会社遠州クロムの工場敷地内で六価クロムの汚染が検出されたため、環境対策費および環境対策引当繰入額約20億円を特別損失に計上しているが、経常利益時点で前年比314%増であり、最終当期純利益は前年比125%増の17億円となった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です