水素、合成燃料、CCUS関連動向      2024.2.11
水素、合成燃料、CCUS関連動向      2024.2.11

水素、合成燃料、CCUS関連動向      2024.2.11

水素・アンモニア・LOHC関連

JOGMEC H2グローバル財団とグリーン水素に関する覚書を締結    2024.2.5

 JOGMECは、水素の国際市場の立ち上げを目的に設立されたドイツのH2グローバル財団との間で、クリーン水素に関する協力の促進を目的とした覚書を締結したと発表した。締結した覚書を通じて、JOGMECとH2グローバルは、クリーン水素及びその派生物に関する政策、制度、技術、ビジネス、サプライチェーン、両機関の取り組みに関する、情報交換やワークショップ・セミナー等の開催等を実施していく。

千代田化工 トヨタと大規模水電解システムを共同開発         2024.2.5

 千代田化工建設は、トヨタ自動車と共同して、大規模水展開システムの共同開発および戦略的パートナーシップを構築していくと発表した。トヨタの持つ燃料電池技術を用いて、1時間当たり約100kgの水素製造能力をもつ5MW級水電解装置ユニットを開発し、千代田化工のプロセスプラント設計技術で大規模な水電解システムを構築する。2025年度からトヨタ本社工場の水素パーク内に水電解システムを導入し、将来的には10MW級まで拡大し、実証や開発を行っていくとしている。

JFEエンジ 廃棄物のガス化改質技術を開発    2024.2.7

 JFEエンジニアリングは、一般廃棄物を含む廃棄物の新しいガス化改質技術を開発していて、新プロセスをC-PhoeniX Process(CX Process)を命名したと発表した。JFEエンジニアリングは、1997年にスイスのサーモセレクト社よりガス化改質技術を導入し改良を積み重ねてきた。CX Processは多様な廃棄物からH2とCOを主成分とした合成ガスの製造が可能で、水素源や多種化学品、化学燃料の原料への利用が期待される。

合成燃料関係

日立造船 合成メタンの天然ガス自動車への燃料利用を検討         2024.2.7

 日立造船は、いすゞ自動車と協力して、ごみ焼却施設から排出されるCO2を用いたメタネーション反応によって合成メタンを生産し、天然ガス自動車の燃料として利用する検討を行い、合成メタンが既存の天然ガス燃料の代替となりうることが確認されたと発表した。日立造船は、神奈川県小田原市にある環境事業センターから排出されるCO2を用いて合成メタンを生産する実証試験を行った。いすゞ自動車のガスエンジンを使用し、合成メタンのメタン濃度が96%以上であれば既存の国内天然ガス自動車の燃料として利用できることを確認した。

ENEOS 東急不動産と商業施設・リゾート施設での廃食油をSAFに活用へ      2024.2.7

 ENEOSは、東急不動産と廃食油をSAF原料として活用する取り組みに関する基本合意者を締結したと発表した。2023年11月に北海道札幌市に開業した複合商業施設COCONO SUSUKINOや、東急リゾーツ&ステイが展開・運営するホテルやゴルフ場29か所で排出される廃食油を回収し、ENEOS和歌山製造所で事業化を進めるSAFプラントでの原料として使用する予定だ。

住友商事 米国でのバイオマス由来SAF生産で共同開発契約を締結    2024.2.8

 住友商事は、米州住友商事を通じて、再生可能燃料の開発事業者Strategic Biofuelsと、米国ルイジアナ州における木質バイオマス由来のSAF生産に向けた共同開発契約を締結したと発表した。木質バイオマスを原料としてガス化した上で、FT法でSAFおよびナフサを製造する。さらにプラント内に併設するバイオマス発電所から発生するCO2も回収・貯留する(BECCS)。2029年の商業生産開始を目指し、年間約12万KLのSAFおよびナフサを生産する。

CCUS、DAC関連

三菱重工 英国でセメント工場向けCO2回収プラントのFEEDを受注    2024.2.6

 三菱重工業は、英国のセメントメーカー ハイデルベルク・マテリアルズUK社から、英国フリントシャー州のペイズウッドセメント工場向けCO2回収プラントの基本設計(FEED)を受注したと発表した。工場のセメント製造過程で生じる排ガスから、三菱重工が関西電力と開発したCO2回収技術Advanced KM CDR Processを適用した年間最大80万トンのCO2を回収するプラントFEEDを行い、リバプール沖の枯渇ガス田に貯留する計画で、2028年のプラント運転開始を目指す。

運搬・貯蔵、燃焼、利用関係

東邦ガス CO2コンクリート固定化技術によるカーボンリサイクルが愛知県の事業化支援対象に選定    2024.2.9

 東邦ガスは、アイシン、大成建設と共同提案した「CO2コンクリート固定化技術を用いた域内カーボンリサイクルプロジェクト」が、愛知県の「あいちカーボンニュートラル戦略会議」の事業化支援対象に選定さたと発表した。プロジェクトでは、工場などの排ガスから回収したCO2と、廃棄物に含まれるCaOを反応させてCaCO3を製造し、コンクリート材料に利用する。固定化されたコンクリートで愛知・岐阜・三重の東海3県でのカーボンリサイクルのサプライチェーン構築を目指す。

ニュースウォッチ

  • INPEXなど アブダビでのe‐メタン事業を共同調査 2024.2.5
  • ENEOS、大気中CO2回収実証 脱炭素後押し 2024.2.6
  • EU、温暖化ガス40年に90%削減案 再エネ・EV導入加速 2024.2.7
  • 日本製鉄、高炉のCO2排出量3割減 加熱水素で 2024.2.6
  • JX石油開発と商船三井、日豪CCSバリューチェーン構築でコスト試算 2024.2.7
  • アンモニア、新触媒で省エネ生産 名古屋大・費用15%減 2024.2.5
  • クリーン水素市場30年頃出現 JOGMEC見通し 2024.2.8

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