水素、合成燃料、CCUS関連動向      2024.3.17
水素、合成燃料、CCUS関連動向      2024.3.17

水素、合成燃料、CCUS関連動向      2024.3.17

合成燃料関係

日立造船 オマーンでのメタネーション実証に関する覚書を締結         2024.3.12

 日立造船は、スイスの子会社イノーバ社(HZI)と共に、オマーンのLNG事業会社オマーンLNGと、メタネーションの事業化に向けた協力覚書を締結したと発表した。オマーンLNGは、既存LNGプラントの隣接地にメタネーションおよび水電解のパイロットプラントを建設し、1,200Nm3/hの合成メタンを生産する予定。日立造船とイノーバ社のメタネーションに関する実績および水素製造に関するEPC能力が高く評価されたとしている。

出光 豪州SAF製造社に出資   2024.3.13

 出光興産は、豪州でSAFおよびバイオ燃料製造を推進しているジェット・ゼロ・オーストラリア社に出資を行ったと発表した。ジェット・ゼロ社は豪州で複数のプロジェクトを推進しているが、クイーンズランド州北部でのPJユリシーズはバイオエタノールからジェット燃料に変換するプロセスにより年間10万KLを超えるSAFを製造する計画で、2027年の操業開始を予定している。出光は、ジェット・ゼロ社への出資と共にカンタス航空、エアバス社など協業することにも合意し、SAFの安定確保に向けた協力、プラント創業ノウハウ供与などを行っていくとしている。

CCUS、DAC関連

三菱重工 英国水素製造プロジェクト向けにCO2回収技術をライセンス提供へ   2024.3.12

 三菱重工は、EETハイドロジェン社が英国チェシャー州に新設する低炭素水素製造プラント向けのCO2回収装置技術のライセンスを、KBRに提供する契約を締結したと発表した。施設はスタンロー製油所内に建設される予定で、KBRが水素製造技術の供与およびFEEDを行う。三菱重工は、KBRへのCO2回収技術Advanced KM CDR Processのライセンス供与とCO2回収装置の基本設計パッケージ(PDP)の提供を行う。

九州大学など DAC装置での施設園芸用途での社会実装に向けた連携協定を締結       2024.3.13

 九州大学は、CO2分離膜を開発するスタートアップCarbon Xtract、全国農業協同組合連合会、双日、三菱UFJ銀行と、分離膜型DAC(m-DAC)装置での施設園芸用途における早期社会実装に向けた連携協定を締結したと発表した。協定に基づき、全農の研究施設などを活用し、施設園芸に最適なm-DACを用いた装置の開発や実証を行っていくとしている。

東京ガス、住友商事 DACCSの事業可能性調査を実施へ         2024.3.14

 東京ガスと住友商事は、大気中のCO2を直接回収・貯留する技術(DACCS)についての事業可能性調査を共同で実施する覚書を締結したと発表した。東京ガスが保有するDAC技術などに関する知見と、住友商事が保有するCCSを含めた次世代エネルギービジネスに関するネットワークを掛け合わせ、北米を含む貯留適地の選定や国内外のDAC技術評価を行い、DACCS事業の可能性検討を行う。

運搬・貯蔵、燃焼、利用関係

出光 ナフサクラッカーにアンモニア燃料を実証試験         2024.3.15

 出光興産は、山口県周南市の徳山事業所にある商業用ナフサ分解炉などで、アンモニアを燃料として使用するための実証試験を2月に実施したと発表した。2023年4月よりIHIの協力を得て、ナフサ分解炉などにアンモニア燃焼設備の設置工事を行ってきた。既存燃料の2割超をアンモニアに切り替えて操業し、アンモニア専用バーナーや燃焼制御等で窒素酸化物が環境規制値以下であることを確認するとともに、アンモニア燃焼が可能であることを確認した。今後、検証を重ね工業加熱炉のアンモニア燃料への転換ソリューションの提供を目指すとしている。

東京ガス 川崎汽船と液化CO2船舶輸送を共同検討         2024.3.15

 東京ガスは、川崎汽船と、CCS実現に向けた液化CO2船舶輸送について共同検討を行っていくと発表した。首都圏で排出されるCO2を、国内他地域やアジア大洋州の貯留地までの液化CO2として船舶輸送するシミュレーションとその経済性およびオペレーションに関する検討を行うとしている。

体制

東洋エンジ 千葉市に技術研究所を移転 2025.3.13

 東洋エンジニアリングは、千葉県習志野市にあった技術研究所を千葉市の千葉土気緑の森工業団地に移転したと発表した。約10億円を投資し、従来拠点と比較して約6割拡張した。触媒性能評価設備やCO2・水素を取り扱う設備、廃プラの熱分解装置などを導入して、尿素やアンモニア、合成燃料などの技術開発を行う設備を強化したとしている。

日立造船イノーバ イタリアのバイオガス社を子会社化         2024.3.15

 日立造船は、スイスの子会社イノーバ社(HZI)が、イタリアを中心にバイオガス事業を手掛けるシュマック・バイオガス社の株式過半数を取得し、子会社化したと発表した。シュマック・バイオガス社は、イタリアを中心にギリシャ、エストニア。ベルギーなどでバイオガスプラントのEPC、運営・保守、事業開発を行って、約70件のバイオガス及びバイオメタンプラント納入実績がある。HZIは、乾式および湿式による発酵によるバイオメタン製造技術を保有している。

ニュースウォッチ

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  • 東洋エンジと日揮、ベトナムに新航空燃料生産を提案 2024.3.12
  • レンゴー 第2世代バイオエタノール生産実証事業を開始 2024.3.11
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