水素・CO2利活用関連ニュース        2022.12.12
水素・CO2利活用関連ニュース        2022.12.12

水素・CO2利活用関連ニュース        2022.12.12

水素・アンモニア関連ニュース

川崎重工 ベルギー石油化学会社からガスタービンの水素混焼改造工事受注      2022.12.5

川崎重工はドイツの関係会社を通じて、ベルギーのChevron Phillips Chemical International N.V.から、現在稼働中の天然ガス焚き1.8MW級ガスタービンコージェネレーションシステムを、水素混焼を可能にする改造工事を受注したと発表した。水素を体積比30%までの割合で天然ガスと混焼できるように改造する。2023年7月に改造工事を実施予定としている。

岩谷産業、サンレー冷熱 水素混焼バーナーを発売              2022.12.6

岩谷産業とサンレー冷熱は、水素と都市ガス/LPガスの混焼比率を段階的に切り替えができる水素混焼バーナーを開発し、販売を開始したと発表した。水素の混焼比率を0~100%の範囲で部品交換なしで段階的に切り替えが可能で、乾燥炉や加熱炉などの工業炉の用途を想定している。バーナー出力は349~2,907kWのラインナップがある。

経産省、JOGMEC QUADでのアンモニアバリューチェーン・ワークショップを開催             2022.12.7

経産省とJOGMECは共同で12月2日、日米豪印 気候変動適応・緩和パッケージ(Q-CHAMP)の枠組みの下、アンモニアバリューチェーンの構築に向けた課題解決への取り組み・連携について議論するワークショップを開催したと発表した。ワークショップでは、500名のオンライン参加があり、アンモニアバリューチェーンに向けての連携を確認したとしている。

三菱重工 チリの石炭火力発電所でのアンモニア混焼導入に関するMoU締結    2022.12.8

三菱重工は、チリの発電事業者グアコルダ社の石炭焚き火力発電所でのアンモニア混焼の導入に向けたFSを開始することに合意し、MoUを締結したと発表した。発電所は、首都サンチャゴから北方700kmに位置するアタカマ州ウアスコにあり、総出力は75.8万kW。2024年までのフェーズ1で、アンモニア30%混焼の基礎検討を実施。2026年までのフェーズ2で、詳細設計に取り組むとしている。

CO2利活用関連ニュース

JOGMEC、INPEX 豪州LNG事業でのCCS共同研究開始          2022.12.6

JOGMECとINPEXは、豪州ボナパルト堆積盆地でのCO2長期地中貯留の可能性検証に関する共同研究を開始したと発表した。ボナパルト堆積盆地は、世界最大規模のCCSプロジェクトになることが期待され、INPEXが豪州にて操業するイクシスLNGプロジェクトから排出されるCO2や、ダーウィンCCUSハブ構想などの実現に質するとしている。

JOGMEC 豪州西オーストラリア州政府とエネルギー資源分野、及び、CCUSに関するMoU締結     2022.12.8

JOGMECは12月7日、豪州西オーストラリア州(WA)政府と、石油・天然ガス、水素・アンモニアなどのエネルギー資源分野、及び、CCS/CCUSに関するMoUを締結したと発表した。WA州へは複数の日本企業が燃料アンモニアサプライチェーン構築に関するFSを実施している。また、CCSについても有望と考えられるため、情報交換を積極的に行い、WA州及び日本企業の事業協力機会を追求するとしている。

千葉県五井・蘇我地区 コンビナートのカーボンニュートラルの実現に向けた共同検討に関する覚書を締結              2022.12.8

千葉県市原市五井地区及び千葉市蘇我地区は、関係会社各社とコンビナートにおけるカーボンニュートラルの実現に向けた共同検討を実施するための覚書を締結したと発表した。CO2排出を最小化するエネマネシステムの導入、産業間連携によるCO2回収と有効活用、水素などを含む副生ガスの連携活用などを検討し、2030年頃までの事業化検討、2050年の同地区コンビナートのカーボンニュートラルを目指す。参画企業は以下の通り。岩谷産業、宇部マテリアルズ、KHネオケム、コスモ石油、JFEスチール、JNC、デンカ、丸善石油化学、UBEエラストマー、横河電機。

ニュースウォッチ

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