水素・CO2利活用関連ニュース 2022.4.25

水素・アンモニア関連ニュース 2022.4.25

ENEOS、JERA、JFE HD 3社は、神奈川県京浜臨海部での水素・アンモニア受入拠点、及び、サプライチェーン構築、供給事業可能性検討に関する覚書を締結した。

日本原子力開発機構と三菱重工は、HTTR（高温工学試験研究炉（高温ガス炉*））による水素製造事業を開始した。将来の水素製造技術の高度化に向けて一部機器の大型化検討、カーボンフリー水素製造技術の調査を行う。

*高圧ガス炉は、ヘリウムを一次冷却材に使用した約1000℃という高温を取り出すことができる次世代原子炉。

川崎重工は、160,000m3型液化水素運搬船の基本設計承認（AiP）を日本海事協会より取得したと発表した。

経産省は、CCS長期ロードマップ第4回検討会で2030年までにCCS事業を開始するために、「CCS事業・国内法検討WG」を立ち上げ、論点を整理した上、関連法整備を行うことを確認した。

NEDOはカーボンリサイクル燃料の導入と社会実装に向けて合成燃料や持続可能な航空燃料（SAF）、合成メタン、グリーンLPGの燃料開発プロジェクトを採択した。

ENEOSは、再生可能エネルギー由来の水素とCO2から合成燃料を開発するプロジェクトがGI基金に採択されたと発表した。今後、2025年度まで日産1バレルの小型プラント、2028年度まで日産300バレルのパイロットプラントを実施し、204年頃までの商用化を目指す。

大阪ガスと産総研は、合成メタン製造にかかわる革新的技術開発に対して、SOECメタネーション技術がGI基金プロジェクトに採択されたと発表した。小規模試験として2024年度までにラボスケール試験、27年度までベンチスケール試験、30年度までパイロットスケール試験を行う予定。

IHI、東京ガス、JAXAは共同で、サバティエの反応熱を水電解への利用、及び、PEMによる水とCO2から直接メタンを合成する技術を開発し、メタン合成量を10Nm3/h規模にスケールアップする予定。