水素・アンモニア関連ニュース
経産省 水素の高混焼によるガスタービン発電技術を追加検討 2023.2.13
経産省は、２月１３日の産業構造審議会水素サプライチェーンの構築プロジェクトの会合で、現在推進中の大規模水素サプライチェーンの構築プロジェクトの改定案として、欧州タクソノミーのガス火力基準を満たす３０％を超える水素の高混焼ガスタービン燃焼器の開発について、追加の予算を調整して取り組んでいくことを提案した。
経産省 工業炉のアンモニア、水素による燃焼技術の確立を検討 2023.2.15
経産省は、２月１５日の産業構造審議会で産業構造転換分野の会合を開催し、ＣＯ２の主な排出源である鉄鋼・非鉄、機械・金属製品製造での工業炉について、アンモニアや水素燃焼による工業炉の技術開発、及び、電気炉の受電設備容量等の低減・効率化に関する技術を確立するロードマップ案を提示した。２０２５年までに各要素技術開発を行い、２０２７年までに中規模実証・評価を経て、２０３２年までに実用化を目指すというもの。世界では工業炉の省エネ技術開発が進むが、アンモニアを工業炉に適用するプロジェクトは確認されていないとしている。
JERA UAE TAQA社とグリーン水素・アンモニア製造など共同開発へ 2023.2.15
JERAは、UAEアブダビ首長国の国営エネルギー会社Abu Dhabi National Energy Company （TAQA）と、グリーン水素・アンモニア製造など脱炭素分野でのプロジェクトの共同開発に関する覚書を締結したと発表した。
CO2利活用関連ニュース
大阪ガス、三菱重工 e-methaneデジタルプラットフォーム構築 2023.2.15
大阪ガスと三菱重工は日本IBMと協力して、CO2の流通を可視化するデジタルプラットフォーム「CO2NNEX」を活用し、e-methaneのサプライチェーン全体で発生するCO2排出量を可視化し、取引・移転を可能とするデジタルプラットフォーム「CO2NNEX for e-methane」のPoCを構築したと発表した。今後、日本ガス協会、東京ガス、東邦ガス、INPEXと意見交換を行いながらe-methaneの普及および環境価値の確立を目指すとしている。
INPEX マレーシアでのCCSプロジェクトでPetrosと協力 2023.2.15
INPEXは、マレーシア・サラワク州内のCO2濃度の高いガス田や石油化学工業、発電所、製造業から排出されるCO2を対象とした、CCSプロジェクト開発を行う共同協力協定を、サワラク州営企業Petroleum Sarawak Berhad（PETROS）と締結したと発表した。CCS関連技術、実査方法、対象施設の特定、経済性評価、事業スキームなどの検討を行うとしている。
ニュースウォッチ
ごみ焼却でCO2回収、川崎重工が郡山市で実証 国内初 2023.2.13