水素・アンモニア関連
三菱重工 長崎カーボンニュートラルパークの運用開始 2023.8.7
三菱重工は、グループのエネルギー脱炭素化に関する中心的な技術開発拠点として長崎市に「長崎カーボンニュートラルパーク」を整備し、運用を開始したと発表した。ＳＯＥＣによる水電解装置開発やターコイズ水素開発など水素関連やバイオマス合成燃料、アンモニア燃焼、ＣＯ２回収などの研究開発を行っていく予定。
つばめＢＨＢ ブラジルでのグリーンアンモニア事業ＦＳに着手 2023.8.7
つばめＢＨＢは、オリエンタルコンサルタンツグローバル社と共に、ブラジルでの分散型グリーンアンモニア事業の調査に着手したと発表した。経産省の海外展開に向けた事業可能性調査の補助事業に採択されたもので、つばめＢＨＢの小型分散型アンモニア製造モジュールを前提に窒素肥料工場設置の事業可能性調査を行うとしている。
住友商事、双日 豪ウッドサイトと新エネルギー分野での協業検討に関する覚書を締結 2023.8.8
住友商事と双日は、住友商事と双日がそれぞれ５０％を出資するエルエヌジャパン社を通じて、オーストラリアのエネルギー会社ウッドサイトとアンモニアや水素、ＣＣＳなど新エネルギー分野での協業検討に関する覚書を締結したと発表した。また、西豪州スカボロガス田開発プロジェクトの１０％の権益を取得することに合意したと発表した。
エア・ウォーター 北海道でのＤＭＲによる水素製造事業の取り組みを開始 2023.8.8
エア・ウォーターは、戸田工業と共同でＮＥＤＯの水素社会構築技術開発事業に６月に採択された「北海道豊富町未利用天然ガスを活用した地域ＣＯ２フリー水素サプライチェーンの構築」事業の取り組みを開始したと発表した。エア・ウォーターと戸田工業は２０２１年より鉄触媒を用いてメタンより水素とカーボンナノチューブなどの炭素製品を生成するメタン直接改質法（ＤＭＲ：Ｄｉｒｅｃｔ Ｍｅｔｈａｎｅ Ｒｅｆｏｒｍｉｎｇ）の開発に取り組んできた。２０２５年８月のプラント運転開始を目指す。
合成燃料関係
日本ガス協会 クリーンガス証書の認証スキーム構築に向け評価委員会を設置 2023.8.4
日本ガス協会は、ｅ－ｍｅｔｈａｎｅやバイオガスなど都市ガスにおけるクリーンガスの製造および導管注入を行う民間事業者に対して「クリーンガス証書」を発行する認証スキームを構築するための評価委員会を設置したと発表した。クリーンエネルギー量をｍ３およびＭＪ単位で表記された証書が発行され、燃焼してもＣＯ２が増えないとみなせる環境価値をエネルギー価値から分離し、移転が可能となる。日本エネルギー経済研究所にクリーンガス認証実証事業の業務委託を行い、２０２４年度からの運用を目指すとしている。
住友商事 米国でのバイオエタノールの商用生産に向けた調査を開始 2023.8.7
住友商事は、米国の子会社を通じて、米国のバイオエタノール生産者アクセン・ノース・アメリカ社、バイオ事業者オールトロープ・パートナー社と共同で、カリフォルニア州での木質バイオマス由来のバイオエタノールの商用生産に向けた共同調査に関する基本合意書を締結したと発表した。米国での地産地消を前提に年間約６万トンの生産を目標とし、ＳＡＦやバイオケミカルへの原料としての用途を想定している。
ＣＣＳ関連
三菱ガス、東北電力ら ＪＯＧＭＥＣより東新潟地域でのＣＣＳ事業調査業務を受託 2023.8.8
三菱ガス、東北電力は、石油資源開発（ＪＡＰＥＸ）、北陸コーポレーション、野村総研と共に提案した東新潟地域におけるＣＣＳ事業性調査が、ＪＯＧＭＥＣの令和５年度「先進的ＣＣＳ事業の実施に係る調査」事業に採用されたと発表した。２０３０年までのＣＣＳ事業の開始を目指し、参画企業から排出されるＣＯ２の分離・回収、圧入・貯留地点、輸送パイプラインに係る検討を行う。
ＪＦＥエンジ 北海道・苫小牧エリアでのＣＣＳ ＦＳをＪＡＰＥＸから再委託 2023.8.9
ＪＦＥエンジニアリングは、ＪＡＰＥＸ、出光、北海道電力が７月１９日にＪＯＧＭＥＣより委託された北海道・苫小牧エリアでの「先進的ＣＣＳ事業の実施に係る調査」について、ＪＡＰＥＸより同社が担当するＣＯ２輸送、貯留検討の一部業務を再委託されたと発表した。
ニュースウォッチ
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- コマツや日立など、水素混焼発電機を製品化 CO2半減 2023.8.8
- IHIがアンモニア供給網 燃料に参入、設備と一体提供 2023.8.8
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- 旭化成やUBE、欧州のバイオガス照準 精製部材を増強 2023.8.11