水素・CO2利活用関連動向      2023.11.13
水素・CO2利活用関連動向      2023.11.13

水素・CO2利活用関連動向      2023.11.13

水素・アンモニア関連

コスモ、岩谷産業 水素関連PJで合同会社を設立                 2023.11.6

コスモエネルギーHDのグループ会社であるコスモエンジニアリングと岩谷産業は、水素関連プロジェクトのエンジニアリング事業で協業のための新会社「コスモ岩谷水素エンジニアリング合同会社」を設立したと発表した。コスモエンジニアリングが60%、岩谷産業が40%の株式を保有し、大規模水素サプライチェーンにかかわる水素関連プロジェクトに対応していくとしている。

合成燃料関係

東京ガス ベルギーのTES社とe-methane連携で覚書を締結         2023.11.7

東京ガスは、ベルギーに本社を置くTree Energy Solutions Belgium B.V.(TES)とe-methaneに関する包括連携の覚書を締結したと発表した。TESは2019年に設立されたエネルギーソリューション会社で、米国、カナダ、オーストラリア、ドイツ、UAE、日本に拠点を持つ。同社は2019年にドイツのヴィルヘルムスハーフェン港に「グリーンエネルギーハブ」を開発する計画を開始した。グリーン水素のキャリアとしてアンモニアも注目されるが、既存設備をアンモニア対応への変換や水素クラッカー設備の設置などで技術、経済的な課題があるとして、中期補完的な水素キャリアとして合成LNG(e-NGと表現している)によるプロジェクトを推進している。2023年5月には米国でトタルがTSEと共同で大規模e-NG製造プロジェクトの検討を行うという報道があり、9月4日には大阪ガスがTESとの包括的共同検討の開始を発表した。東京ガスは包括連携に基づき、グローバルなe-methaneの認知度向上、国際的サプライチェーン構築に向けた取り組みを行っていくとしている。

コスモ、レボ 国産SAF用廃食用油収集で協業を開始         2023.11.7

コスモ石油は、レボインターナショナルと共同で、香川県坂出市にあるコスモ石油坂出物流基地を廃食用油の流通拠点として活用し、中四国エリアにおける廃食用油の収集ネットワーク構築に向けた協業を開始すると発表した。コスモ石油はレボ、日揮HDと共にSAFFAIRE SKY ENERGYを設立して、SAF原料となる廃食用油を年間3万キロリットル回収することを目指している。今回の取り組みで中国四国エリアの収集拠点として年間400キロリットルの廃食用油の取引増加を見込むとしている。

日揮HD 全国の病院や介護施設からの廃食用油を国産SAF原料として利用へ          2023.11.8

日揮HDは、日清医療食品、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYと共に、病院や介護施設の食事提供で使用した廃食用油をSAFとして再資源化することを目的とした廃食用油の供給および利用についての基本合意書を締結したと発表した。日精医療食品が受託している全国約5,500の病院や介護施設などの厨房から出る廃食用油をSAF原料として供給する。供給量は年間最大120万リットルとなる見込み。

IHI 日本ガイシからメタネーション標準機を受注         2023.11.8

IHIは、日本ガイシよりCO2とH2から都市ガスの燃料などとして利用できるe-methaneを製造するメタネーション標準機を受注し、2024年12月に納入すると発表した。日本ガイシは、工場内の燃焼炉から回収したCO2を用いて製造したe-methaneを、燃焼炉の燃料として再利用するカーボンリサイクルの実現性を評価する実証試験で使用する予定。

エア.ウォーター インドでの牛ふん尿由来バイオエネルギーSC構築でFS 2023.11.10

エア.ウォーターは、インドでの家畜ふん尿由来バイオガスから地産地消バイオメタン製造の可能性を調査する事業がNEDOの国際実証事業に採用されたと発表した。エア.ウォーターは北海道十勝地方で家畜ふん尿由来のバイオメタンを燃料として供給するSCモデルの構築に取り組んでいる。世界最大級の牛の飼育頭数を有するインドでのバイオメタン製造について実証要件適合性等の調査を行うとしている。

CCS関連

三菱重工 日本ガイシへの小型CO2回収装置を納入完了         2023.11.8

三菱重工業は、日本ガイシから受注したCO2回収能力0.3トン/日モデルの小型CO2回収装置「CO2MPACT」の納入を完了したと発表した。名古屋市瑞穂区にある日本ガイシのセラミック焼成用トンネル窯に併設され稼働を開始した。

三菱重工 英国製油所でのプロジェクトでCO2回収技術ライセンサーに選定される       2023.11.9

三菱重工業は、インドのコングロマリット エッサール・グループから英国チェシャー州にあるスタンロー製油所向けCO2回収プロジェクトでCO2回収技術ライセンサーに選定さたと発表した。既設製油所内の石油精製用ボイラーから排出されるCO2を回収する。三菱重工は技術ライセンサーとして基本設計パッケージ(PDP)の提供を行う。

三菱重工 英国バイオマス発電所でのCO2回収PJで技術提携         2023.11.9

三菱重工は、英国のバイオマス発電事業会社エベロ社と、英国のバイオマス発電所からCO2を回収・貯留するプロジェクトで技術提携すると発表した。プロジェクトは、エベロ社が英国北西部チェシャー州のインス・バイオマス発電所にCO2回収プラントを設置するというBECCSとなる。回収後のCO2は貯留して年間25万トンのCO2排出量削減を目指す。三菱重工は関西電力と共同で開発したCO2回収技術Advanced KM CDR Processをプロジェクトに適用する。

運搬・貯蔵、燃焼、利用関係

JFE カーボンニュートラル戦略を発表  2023.11.8

JFEスチールは、2023年11月8日カーボンニュートラル戦略を公表した。鉄鋼業は日本全体のCO2排出の13%を占める重要排出産業であり、カーボンニュートラルに向けた取り組みは必須としたうえで、NEDO GI基金事業で超革新高炉(CR高炉)、直接還元製鉄法、高効率・大型電気炉の開発及びCCUSについて取り組みを開始していて、高炉1基については2027年の改修時期に電気炉への転換を目指している。CCUSについてマレーシアで行っているCCSの共同FSを経て高炉プロセスから排出されたCO2のCCS実装を行いたい考えだ。超革新高炉は生産工程で生成する副生ガスを有効利用するプロセスで、メタネーションによる合成メタンと酸素の大量吹込み技術やメタネーション設備との連動技術開発、また、MCHによる水素供給確保などの課題解決を行い実証試験ののち2040年頃の実装を目指すとしている。

ニュースウォッチ

  • 化石燃料の「段階的廃止を」 EU、COP28で要求へ 2023.11.4
  • ENEOS、韓国SKと覚書 エネ供給の脱炭素化で協業 2023.11.6
  • TBM、資源循環推進の社団法人設立 2023.11.8
  • 日本ガイシ、工場の排ガスからCO2回収 メタン製造活用 2023.11.8
  • 岩谷産業の水素船、バッテリー併用でコスト・距離を両立 2023.11.10
  • グリーン水素が高止まり 脱炭素の要、普及の壁に 2023.11.9
  • 東レ、タイで食糧非可食部を資源に化学品や航空燃料、可能性広がる 2023.11.10
  • 日本・韓国、水素とアンモニア共同供給網 両首脳表明へ 2023.11.10

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