トヨタ自動車 決算、販売台数
レクサスを含むトヨタブランドの全世界販売台数は前期比1.0%増の960万台となり、営業収益は、前期比18%増となる37兆1,542億円となった。
営業利益は、円安による為替影響により1兆2,800億円の増収要因となったが、資材高騰の影響により原価改善努力を相殺する1兆2,900億円の減収要因となり、合計では前期比より2,706億円(9%)減収となる2兆7,250億円(営業利益率7.3%)を計上した。
![](https://i0.wp.com/www.link-wise.com/wp-content/uploads/2023/05/トヨタ-財務.png?resize=646%2C281&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/www.link-wise.com/wp-content/uploads/2023/05/トヨタ-販売台数.png?resize=489%2C286&ssl=1)
地域セグメント
![](https://i0.wp.com/www.link-wise.com/wp-content/uploads/2023/05/トヨタ-販売台数-地域.png?resize=794%2C469&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/www.link-wise.com/wp-content/uploads/2023/05/トヨタ-財務-地域-1.png?resize=646%2C317&ssl=1)
地域セグメントでは、日本での販売台数は前年比0.8%増の140.7万台となり、営業収益は前期比10%増の17兆5,831億円、営業利益は円安による為替変動の影響を受け同34%増となる1兆9,014億円となった。
北米の販売台数はサプライチェーン混乱による部品供給不足の影響により7.4%減の239.9万台となったが、売上収益は前期比24%増の13兆8,439億円、営業利益は資材高騰マイナス影響および金利スワップ取引などの時価評価による評価損があり前期比113%減となる747億円の営業損失となった。
欧州の販売台数は前期比2.1%増の104.4万台となり、営業収益は同10%増の4兆2,737億円、営業利益はロシアでの生産事業の終了に伴う影響額995億円があり、同65%減となる574億円となった。
アジアの販売台数は中国などでの販売好調により前期比3.7%増となる327.5万台であった。営業収益は同23%増となる8兆449億円、営業利益は6%増となる7,144億円を計上した。