決算情報 2022年度3月期 日産自動車
決算情報 2022年度3月期 日産自動車

決算情報 2022年度3月期 日産自動車

日産自動車 決算、販売台数

日産自動車の全世界販売台数は前期比17.1%減の316万台となり、

売上高は、前期比26%増となる10兆5,966億円となり、2期連続前年度を上回ったが2018年度の水準までは回復していない。

営業利益は、円安による為替影響による増収要因は、原材料高騰の影響により相殺されマイナスとなったが、台数構成の変更や価格改定と共に販売費用を抑えたことによる販売パフォーマンスが4,911億円の増益要因となり、合計では前期比より1,298億円(52%)増収となる3,771億円(営業利益率3.6%)を計上した。

地域セグメント

地域セグメントでは、日本はノートや新型BEVサクラが好調に販売が推移したことから販売台数は前年比6.1%増の45.4万台となり、売上高は前期比26%増の3兆9,382億円となった。営業利益は前期に比べて50%改善したものの1,502億円の営業損失となり黒字化は達成できなかった。

北米の販売台数は在庫不足や台数構成の変更により13.5%減の102.2万台となったが、売上高は価格改定などの効果もあり前期比37%増の5兆9,490億円、営業利益も前期比10%増となる3,650億円となり、北米事業の質の向上が図られた。

欧州の販売台数も前期比9.2%減の30.8万台となったが、売上高は同26%増の1兆3,967億円、営業利益は同84%改善したものの、46億円の営業損失となった。なお、欧州ではロシア事業の撤退により1,200億円の特別損失を計上している。

中国の販売台数は前期比31.6%減となる90.8万台であった。中国が大きなウエイトを占めるアジアの売上高は同12%増となる1兆1,165億円、営業利益は9%減となる844億円を計上した。中国ではコロナによるロックダウンや半導体不足による生産制限、さらには、中国ローカルとの競争が激化したことが減収要因となった。

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