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クリーンエネルギー関連動向     2026/10/5
クリーンエネルギー関連動向     2026/10/5

クリーンエネルギー関連動向     2026/10/5

  • 資源エネ庁 海外バイオ燃料製造事業を支援
  • 出光 使用済みプラからナフサを製造
  • カナデビア、日鉄エンジ 経営統合検討解消

政策・規制、審議会

資源エネ庁 エネルギー安定確保のための論点整理 2026/9/30

 資源エネルギー庁は、9月30日に開催された総合資源エネルギー調査会で、「国際情勢を踏まえた資源・エネルギーの安定的な確保のための構造的対応に関する論点整理」を公表した。中東情勢により、特にホルムズ海峡経由の原油が入手できない状況から、資源・エネルギーの安定供給の重要性が再認識されたとして、1.化石燃料サプライチェーンの強靭化、2.非化石資源等の供給利用拡大、3.重要鉱物サプライチェーンの強靭化について論点を整理している。
 ここでは、2.非化石資源等の供給利用拡大について、内容を抜粋する。

  • バイオ燃料
    今後、特に航空分野や自動車分野で、バイオエタノールをはじめとするバイオ燃料の利用拡大が見込まれている。一方、バイオ資源の有望地域は米州や東南アジアなどに限られていて、獲得競争の激化が見込まれる。日本企業が海外のバイオ燃料製造事業への出資を通じて、バイオ燃料の安定調達を確保することが重要。今後の方向性として、JOGMECによる海外のバイオ燃料製造事業へのリスクマネー供給機能の拡大を検討する。
  • CCS
    CCUSは、火力発電・石油精製などへの導入により化石エネルギーを有効利用可能とする不可欠な技術である。一方、CCSは、世界的にも予見可能性が低く、欧米ではCCSに対する支援措置を講じている。日本でもJOGMECにより、先進的CCS事業の支援を実施している。今後も、CCS支援措置の運用・執行に対し必要な対応を検討する。

水素、アンモニア、LOHC

レゾナック グリーンアンモニア実証PJで供給事業者として協力 2026/10/2

 レゾナックは、旭化成と日揮HDが、NEDO GI基金事業として実施している「大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」プロジェクトで、グリーンアンモニアの供給事業者として協力すると発表した。レゾナックは、福島県内の火力発電所に排煙脱硝用として活用するグリーンアンモニアを供給する。レゾナックは、日揮HDが福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で製造したグリーンアンモニアを購入し、福島県内のJERA広野火力発電所、広野IGCCパワー、常磐共同火力勿来発電所、相馬共同火力新地発電所、東北電力原の火力発電所などに、9月より順次供給を開始している。

合成燃料、バイオ燃料

日揮 坂出市と廃食用油の資源化促進で連携   2026/10/1

 日揮HDは、コスモ石油、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYと共に、香川県坂出市と国内SAF製造の原料として家庭から排出される廃食用油の資源化に関する連携協定を締結したと発表した。協定に基づき、坂出市では市内8か所に設置した回収場所での廃食用油の回収を開始した。坂出市学校給食センターからの排出分については、2023年8月より国産SAF製造に提供していて、2025年度約4,500kgの廃食用油を提供した。

CO2回収、DAC、CCUS

千代田化工 松浦地点でのCO2液化設備FEEDを受注 2026/9/29

 千代田化工は、電源開発(Jパワー)および九州電力が共同で検討している、長崎県松浦地区での石炭火力発電所から排出されるCO2のCCS事業化で、CO2分離回収・液化・一時貯蔵・出荷設備の基本設計(FEED)のうち、CO2液化設備に係る基本設計業務を受注したと発表した。

運搬・貯蔵、燃焼、その他

川崎重工 シンコーと液化水素運搬船向けカーゴポンプ製作へ  2026/9/28

 川崎重工は、シンコーと、川崎重工が日本水素エネルギー向けに建造する世界初の商用液化水素運搬船に搭載する40,000m3型液化水素運搬船のカーゴポンプの製作に関する契約を締結したと発表した。パイロット実証用液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」向けに開発したポンプをベースに、シンコーが設計・製作する。川崎重工とシンコーは、液化水素運搬船の建造を通じて、液化水素サプライチェーン構築の商用化実証に貢献するとしている。

体制

カナデビア、日鉄エンジ 経営統合検討解消     2026/9/29

 カナデビアと日鉄エンジニアリングは、2026年2月5日に締結した「経営統合に向けた検討の基本覚書」を、両社の合意により解消すると発表した。両社間での経営統合に関する諸条件で合意が見いだせなかった。
 カナデビアと日鉄エンジが2026年2月5日に公表した「経営統合に向けた検討開始について」資料によると、資源循環事業の基盤強化、脱炭素事業の技術連携、組織体制の強化・効率化でのシナジー発揮により、グローバル市場でのリーディングカンパニーのポジションを目指すとしている。保有技術としては、廃棄物処理方式でカナデビアがストーカー式焼却炉、日鉄エンジがガス化溶融炉主体。脱炭素では、カナデビアがメタネーション、日鉄エンジがESCAPによるCCSと対象が異なる。洋上風力基礎では、カナデビアが浮体式セミサブ、日鉄エンジが浮体式基礎と異なる。技術面では多様な技術の整理も検討に上がったとみられる。また、カナデビアの子会社イノーバの存在も検討事項となったと推定される。

レゾナック クラサスケミカルのパーシャル・スピンオフ実行完了 2026/10/1

 レゾナックは、完全子会社である石油化学事業会社クラサスケミカルのパーシャル・スピンオフの実行が完了したと発表した。これにより、レゾナックが保有するクラサスケミカルの普通株式持分比率は18.57%となり、持分法適用対象外となった。また、これに先立ち9月29日、クラサスケミカルは東京証券取引所スタンダード市場に上場した。

プラスチック

日精樹脂 100%植物由来生分解性プラを開発 2026/9/24

 日精樹脂工業は、100%植物由来で生分解性を有するバイオプラスチック「LignoForm(リグノフォーム)」を開発し、販売を開始したと発表した。PLA(ポリ乳酸)におが屑から精製した木粉を配合した樹脂で、日精樹脂本社敷地内に、年間48トンの生産整備を新設し生産体制を構築した。日精樹脂は、材料供給から、成形、金型設計支援、量産立上げ支援までを提供し、環境配慮型製品の普及を支援するとしている。

出光 使用済みプラからナフサを製造  2026/9/28

 出光興産は、子会社のケミカルリサイクル・ジャパン(CRJ)が、CRJ市原事業所に設置した油化ケミカルリサイクル設備で生産した使用済みプラスチック由来のケミカルリサイクル油(CR油)を、出光の千葉事業所の石油精製装置で処理し、CR油からナフサを製造したと発表した。これにより、パートナー企業からの使用済みプラスチックの調達、油化、石油精製装置での処理、ナフサ製造までを出光グループで一貫して行う、資源循環型CR製品の供給体制を構築した。

統計

原油輸入量 2026年8月
ナフサ生産、輸入量 2026年8月
汎用樹脂販売量 2026年8月

ニュースウォッチ

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