三井金属は、オーストラリアのクリーンエネルギー技術開発企業ワイルドファイア・エナジー(WFE)社と、バイオマスおよび廃棄物を原料とした低コストバイオメタノール製造実証プロジェクトを推進すると発表した。WFE社は、MIHG(Moving Injection Horizontal Gasification)と呼ばれるガス化技術を保有している。通常、廃棄物などのガス化では、原料を酸素に移動させるのに対し、MIHGでは、バッチ反応炉内のバイオマスや廃棄物に、酸素を移動させながら供給することで、原料の前処理や供給機能を省くことができる。今回のパイロット実証では、WFE社のMIHG技術を活用したガス化プラントと、三井金属がイーセップと共同で開発するメタノール合成装置を接続し、バイオメタノールを製造する実証試験を実施する。また、FSとして、年間20万トン以上の廃棄物から豪州クイーンズランド州内でバイオメタノールを生産するプロセスについて調査するとともに、バイオメタノールからSAFへの展開についての可能性も調査を行うとしている。