伊藤忠商事は、佐賀市、日本液炭、伊藤忠工業ガスと共同で、佐賀市清掃工場で回収されるバイオ由来CO2の液化・事業化可能性検討のための覚書を締結したと発表した。近年、工業用途などで使用される炭酸ガスは、国内の石油精製・化学プラントの再編などを背景に供給不足状態となっている。2016年に稼働した佐賀市清掃工場は、ごみ焼却排ガスからCO2を分離回収する日本初のCCUプラントだ。これまで回収したCO2は、野菜や藻類の培養に利用されてきた。今回、4者は分離回収されたCO2を液化・精製・貯蔵後、液化炭酸ガスとして遠隔地に輸送・販売する事業モデルの構築に関して検討を行う。伊藤忠は、取り組みを通じてバイオ由来のCO2の利活用を進め、産業向けCO2の供給不安に対する解決策の検討を進めていくとしている。