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自動車部品関連動向 2026/5/18
自動車部品関連動向 2026/5/18

自動車部品関連動向 2026/5/18

目次

技術、製品

エクセディ IWMの車両搭載で量産を開始     2026/5/11

 エクセディは、連結子会社であるイギリスのProtean Electric(プロティーン)社が開発した乗用車向けインホイールモータ(IWM)が、ルノーの「Renault 5 Turbo 3E」に搭載され、2027年より販売を開始すると発表した。開発したIWMは、555馬力を発生、3.5秒未満で100km/hまで加速する。IWMを各車輪に配置することで、車両設計の自由度が向上し居住空間が広がる。プロティーン社はIWMのリーディングカンパニーであるが、エクセディが2026年3月に子会社している。

ジェイテクト eAxle向け超高速回転深溝ボールベアリングを開発       2026/5/12

 ジェイテクトは、BEVに搭載されるeAxle向け超高速回転深溝ボールベアリングを開発し、2026年6月より量産を開始すると発表した。40,000rpmに対応する。従来のベアリングでは、高速回転で使用すると、遠心力により樹脂保持器と外輪の干渉による摩耗や、焼き付きが生じる。ジェイテクトは、保持器形状の最適化や高温環境下でも剛性を維持する樹脂の採用などにより、保持器の変形量の低減や高速回転環境下でも保持器と外輪の干渉や焼き付きがないベアリングを開発した。ジェイテクトは、開発品は幅広い用途に適用が可能で、BEVへの適用だけでなく幅広い産業に貢献していくとしている。

デンソー、アイシン ダイハツ軽BEVにeAxleが採用される     2026/5/13

 デンソーとアイシンは、BluE Nexusと共同で開発したeAxleが、ダイハツの商用軽BEV「e-ハイゼット カーゴ」・「e-アトレー」に搭載されたと発表した。採用eAxleは、これまで培ってきた電力損失低減技術と冷却技術により、荷物積載時にも力強く坂道を駆け上がる走行性能と、航続距離を確保する電費を実現した。今後も3社は、あらゆる電動車に製品を搭載してもらい、カーボンニュートラルの実現に貢献していくとしている。

武蔵精密 2輪車用eAxleがインドEmobi社の車種に採用される       2026/5/13

 武蔵精密は、開発した2輪車用eAxleが、インドのEmobi Manufactury(イーモビ)社の新型モデル「AKX」に採用されたと発表した。eAxleは、独自設計の減速機を搭載し、静粛性と効率性を確保しながら、2輪ICE車と同等の加速性能・トルクを実現している。武蔵精密は2024年6月に現地合弁会社Musashi Delta e-Axle Indiaで、2輪車用eAxleの生産を開始していて、2025年11月にはインド・バンガロールで上市した「Kyari」にeAxleを供給している。

武蔵精密 インド社に2輪車向け電動パワートレインシステムを供給      2026/5/13

 武蔵精密は連結子会社であるMusashi Indiaが、インドのキネティック・グリーン社と、二輪車プラットフォーム向けに統合型電動パワートレインシステムを供給する内容の基本合意書を締結したと発表した。ムサシインディアは、キネティック・グリーンの次世代電動二輪車向けに、4.7kW IPMモータとギヤボックスによるeAxle、およびコントローラー(VCUおよびMCU)を一体化した統合型パワートレインを供給します。パイロット量産は2026年12月に開始し、その後、Musashi Delta e-Axle Indiaのバンガロール既存拠点で量産を開始する予定だ。

大同特殊鋼 重希土類フリー駆動モータ用ローターをニッパツと共同開発        2026/5/13

 大同特殊鋼は、日本発条(ニッパツ)と共同で、電動車用駆動モータ向けの重希土類フリーローターを開発したと発表した。SPM用とIPM用がある。SPM用では、大同特殊鋼の重希土類フリー磁石とニッパツのCFRPによる補強技術を組み合わせることで、高回転化を実現した。開発したSPMローターは、従来品を使用したモータと比較して高出力特性を出すことができる。IPM用では、大同特殊鋼が保有する熱間加工磁石の熱間成形プロセスで溝形状を付与することで、IPMロータースロットに従来樹脂固定されている磁石に対し、板バネ取り付け用溝あり磁石をはめ込む形にした。これによりリサイクル時に磁石を容易に取り外せるようになり、生産効率の向上と材料ロスの低減が実現される。

新事業

NTN 移動型独立電源が防災道の駅など全国11か所に採用    2026/5/11

 NTNは、移動型独立電源「N3 エヌキューブ」が、国土交通省が選定する「防災道の駅」を中心に防災用コンテナ型トイレとして採用され、全国11か所に設置されたと発表した。「N3 エヌキューブ」は、給排水設備を必要とせずに、汚水を分解・浄化する処理槽を備えた水循環式自己完結型トイレを搭載。太陽光パネルによる稼働で、停電・断水が発生した場合でも使用が可能だ。NTNは今後も、「N3 エヌキューブ」をはじめとする再生可能エネルギーを活用した独立電源商品の提供を通じて、防災分野を含むさまざまな用途への展開を進めるとしている。

M&A、出資

ミツバ KGモーターズに出資   2026/5/11

 ミツバは、KGモーターズが生産する小型モビリティ「mibot」の駆動システムの技術連携を強化するため、KGモーターズに出資すると発表した。mibotは、ラストワンマイルをターゲットとした1人乗り小型モビリティだ。ミツバは、mibot開発初期段階から駆動用モータの提供などの協業を行っていた。mibotの開発が、初期顧客への納車や法人でのPoCに移行していることから、ミツバは出資を通じて、量産・実運用での取得データを活用しながら、性能の向上を進める。

ミネベアミツミ パナより車載モータ事業を譲受 2026/5/12

 ミネベアミツミは、パナソニック インダストリー株式会社(PID)及び同社グループより、車載モータ及び車載用冷却ファンモータ事業を譲受すると発表した。譲受事業の2025年3月期の売上高は318億円だった。今後、PIDが新設する新会社にPIDの対象事業を吸収分割により承継し、その新会社の株式をミネベアミツミが譲受する。2026年11月2日の事業譲受を予定する。

エクセディ WLCがJDRONEの株式を取得    2026/5/12

 2024年10月にエクセディが子会社化したWorldLink&Company(WLC)は、JDRONEの全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。JDRONEは、火山観測、災害対応、運航管理などの分野で事業実績を築いている。WLCは、エクセディグループに参画以来「SkyLink Japan」ブランドで、ドローン・ロボティクス分野のソリューション提供を行っている。WLCは、JDRONEの子会社化により、顧客の課題に対し、機体選定から実運用までをワンストップで提供する体制を構築し、ドローンの社会実装を加速させるとしている。

NSK、NTN 持株会社経営体制移行で合意     2026/5/12

 日本精工(NSK)とNTNは、共同株式移転により共同持株会社を設立し、経営統合を行うことに基本的に合意したと発表した。両社の事業を取り巻く環境は、市場回復の遅れや不確実性の増大、中国競合の伸長など急速に変化している。両社は、今後の長期的成長、および日本の産業基盤の地位確保のため経営統合が必要との認識のもと、基本合意に至ったとしている。今後、関係当局の許認可等を得た上で、完全親会社となる持株会社を設立し、NSKとNTNは持株会社の子会社となる。持株会社設立は2027年10月を予定する。

エフ・シー・シー 公開買付けで自己株式を取得へ       2026/5/13

 エフ・シー・シー(FCC)は、創業家の資産管理会社であるワイ・エーから、所有する株式の一部1,000,000株(所有割合2.06%)を公開会買付けにより取得すると発表した。買付価格は、5月12日までの1か月間の株価終値平均値の10%ディスカウント値である3,083円、約34億円をFCCの自己資金から充当する。取得した自己株式は、2026年8月31日に全量消却する。

ミツバ 中部電力と共同で両毛システムズにTOB       2026/5/14

 ミツバは、中部電力と共同で、東京証券取引所スタンダード市場に上場している両毛システムズに対して公開買付けを行うと発表した。ミツバは両毛システムズとの連携強化により、両毛システムズが保有するMBDおよび組み込みソフトウェア開発技術、車載OS開発技術を取り込み、急拡大するSDV化や電動化に対応可能な制御モータの拡大をめざす。また、両毛システムズはテレメータリング事業も行っているため、中部電力も株式を取得して、この事業の拡大をめざす。TOB期間は2026年7月8日までを予定し、株式取得後の所有株式割合は、ミツバが80%、中部電力が20%とする。両毛システムズは上場廃止となる。

体制

ブリヂストン 台湾・新竹工場を閉鎖    2026/5/11

 ブリヂストンは、グループ会社である台灣普利司通股份(BSGC)の新竹工場の生産を停止したと発表した。新竹工場は、1982年7月に乗用車や軽トラック用のタイヤの生産を開始、台湾でのブリヂストンブランド成長基盤を構築してきた。今後BSFCは、販売・サービスに特化する。
 ブリヂストンは、近年グローバルで事業再編・再構築を推進していて、2025年1月には米国ラバーン工場を閉鎖、2025年4月スペインの生産能力を縮小、2025年7月タイのカーボンブラック事業を譲渡、瀋陽孫会社を中国企業に譲渡、2025年8月メキシコのカーボンブラック事業を譲渡、2026年1月タイ・中国のスチールコード事業の譲渡などを発表している。

横浜ゴム 中国に研究開発センターを新設      2026/5/11

 横浜ゴムは、中国での研究開発が完結できる体制を構築し、市場への対応スピード向上させることを目的に、中国杭州市に研究開発センターを新設したと発表した。中国にある既存の生産・販売拠点から、タイヤ事業、MB(マルチプル・ビジネス)事業の研究開発機能を集約し、人員、設備を拡充する。また、新規サプライヤー開拓などの業務にも注力していくとしている。

横浜ゴム インドとメキシコにOTRタイヤ工場を新設    2026/5/15

 横浜ゴムは、鉱山・建設用車両向けタイヤ(OTR)を生産する新工場をインドとメキシコに建設すると発表した。両工場の建設は2025年2月に完了したGoodyear社のOTR事業の買収に伴うもので、買収で取得したGoodyear社のOTR生産を新工場に移管し、超大型OTRタイヤの生産能力を増強する。また、2025年5月に取得したルーマニアのOTR工場および日本・チェコ・インドなどの既存生産拠点でも、Goodyear社の工場からのOTRの生産移管を順次進める。

統計

各国二輪車 販売台数 2026年4月

決算

ホンダ系列主要企業 決算状況 2026年3月期

ニュースウォッチ

  • 東京大学協創 エチオピアで電動モビリティ事業を展開する米Dodai Groupに出資 2026/5/7
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  • タムラ製作所、仏山のHV向け部品会社譲渡 2026/5/12
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  • エフ・シー・シー、静岡大学教室の命名権取得 浜松で記念式典 2026/5/12
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  • タムラ製作所、リアクター国内集約 2026/5/13
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  • NTTデータ、車載向け半導体のデータ基盤 安定調達を支援 2026/5/13
  • ミネベア、軸受けの新工場検討 カンボジアなど候補 AIや車載用の需要増加に対応 2026/5/14
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