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自動車部品関連動向 2026/8/24
自動車部品関連動向 2026/8/24

自動車部品関連動向 2026/8/24

技術、製品

住友ベークライト 次世代3Dパワーモジュールを開発   2026/8/18

 住友ベークライトは、東北大学との共同研究で、樹脂絶縁二層構造の3D SiC-MOSFETパワーモジュールを開発したと発表した。EVの性能向上と航続距離延長に伴い、モータ駆動用インバータの高効率化と発熱増加対応が必要となっている。開発パワーモジュールは、東北大学の高出力密度インバータに、住友ベークライトの高機能エポキシ封止樹脂を組み合わせることで、モジュール反りを20μm以下に抑制した。また、樹脂絶縁基板の導入により、熱抵抗を大幅に低減。さらに、新規に開発した銀セミシンタリング接合材が熱応力を低減した。これらにより、業界標準品と比較して、パワーユニットの体積を約2分の1に低減した。

住友ベークライト コイルエンド用エポキシ樹脂粉体塗料を開発  2026/8/20

 住友ベークライトは、車載モータのコイルエンド絶縁用エポキシ樹脂粉体塗料「スミライトレジンECP」の新ラインアップとして、常温保管と低温硬化の開発品を発表した。常温保管開発品 (ECP-383KA)は、従来品が10℃以下での冷蔵輸送・冷蔵保管が必要なのに対し、常温(10~35℃)での輸送・保管を可能にした。低温硬化開発品 (ECP-382WA)は、従来品の硬化温度が160~200℃に対し、開発品は130℃での効果が可能で、塗装・効果工程でのエネルギー使用量削減に貢献する。これらの開発品は、現在複数の顧客での評価が行われていて、常温保管品については2030年の立ち上げを想定する。

フタバ産業 排気管が日産エルグランドに採用  2026/8/18

 フタバ産業は、日産自動車の新型エルグランドに、排気管が採用されたと発表した。マフラー内パイプの孔位置を工夫し、セパレータの数を5枚から3枚に削減した。さらに、各部品の位置とパイプ長を最適化することで消音性を確保し、従来使用していた内装バルブを削減し、軽量化を実現した。

新事業

日本精工 搬送アシスト装置の院内運用評価を開始     2026/8/19

 日本精工(NSK)は、慶應技術大学病院の協力を得て、開発した搬送アシスト装置「MOOVO」の院内運用評価を、2026年7月に開始したと発表した。MOOVOは、ストレッチャーに取り付けて搬送を支援する装置で、ストレッチャーを押したり引いたりするだけで軽い力で移動が可能となる。評価は2026年12月に完了予定で、NSKは、評価で得られる運用データや知見を活用し、搬送業務における課題整理と身体的負担の定量的評価を進める。

日本精工 国産ヒューマノイドAIロボットでパートナーシップMoUを締結        2026/8/20

 日本精工(NSK)は、ヒューマノイドAIロボット開発およびフィジカルAI研究スタートアップ アトムと、国産ヒューマノイドAIロボットの開発・実装に向けた包括的パートナーシップに関する基本合意書(MoU)を締結したと発表した。NSKは契約を通じ、アクチュエータの共同検証、およびNSKの製造現場でアトムのヒューマノイドロボットによるフィジカルAIデータの収集を共同で行う。NSKは、国内でのヒューマノイドAIロボットの開発・実装体制の構築を行い、日本初のロボット産業基盤の確立に貢献するとしている。

東海理化 カーボンナノチューブ糸を受注       2026/8/20

 東海理化は、熱電対用途に開発したカーボンナノチューブ(CNT)糸が、安立計器の温度計測器に採用されたと発表した。東海理化は2024年より、CNT開発製造を行う名城ナノカーボンと資本業務提携を締結し、温度差により発生する電圧の向きが異なる2種類の糸状CNTを開発してきた。従来金属製熱電対と比べ、屈曲が18倍以上、摺動が8倍以上の耐久性を保有し、従来の熱電対では適用が難しかった可動部や繰り返し接触を伴う環境に適用が可能だ。東海理化は今後、CNT糸の更なる性能向上と用途開発を進めるとしている。

アイシン ペロブスカイトPV量産化取り組みがNEDO GI基金事業に採択      2026/8/21

 アイシンは、NEDO GI基金事業に応募した「薄ガラス型軽量ペロブスカイト太陽電池の量産技術確立と社会実証」事業が、採択されたと発表した。アイシンはこれまで、300mm角サイズのペロブスカイト太陽電池の製造技術を確立してきた。今回採択された事業では、技術開発として、高速と高技術の高度化開発を行い、モジュールサイズを最大500mm角に拡大し、発電コスト目標で14円/kWh以下を目指す。実証試験では、日本国外の気候・運用条件に対応可能なパネルの施工技術開発を目的として、シーエナナジー社と連携し、中部国際空港とインドネシアの子会社で実証を行う。

体制

ハイレックス 日本、欧州、中国体制変更 2026/8/3

 ハイレックスは、国内生産体制および欧州地域統括、中国技術センター設立など、一連の体制変更について発表を行った。
 国内生産体制は、2026年7月10日に、国内自動車産業を取り巻く環境が変化したことを背景に、柔軟な生産基盤を整える目的で再編を行うと発表していた。8月3日には経過として、現在13拠点ある国内生産拠点を11拠点に再構築し、製品群ごとに中核拠点を明確化するとした。生産停止を予定する工場は、三田工場および三ケ日工場となる。

 欧州については、8月7日、ドイツ・バイエルン州に欧州地域統括会社TSK of Europeを設立すると発表した。ハイレックスは、ドイツに営業・設計機能拠点、ハンガリー、チェコ、セルビアに生産拠点、イタリアに営業・設計、生産拠点がある。ドイツに地域統括会社を設置することで、グループ全体最適の経営体制を構築する。

 中国では、8月7日、蘇州に技術開発拠点蘇州海徳世研究開発を設立すると発表した。これまで重慶で行っていた中華系自動車メーカーとの開発体制を補完・強化する。また、8月19日には、上海市金山区に設置した上海海徳世汽車零部件への資本金払込が完了したと発表した。華東地区で新規受注した大型ドアモジュールの生産を行う。

加賀電子 米国、インドに会社設立      2026/8/17

 加賀電子は、米国とインドにEMS新会社を設立すると発表した。
 8月17日、需要拡大が見込まれる米国に新規現地法人KAGA EMS AMERICAを設置したと発表した。メキシコおよび香港の子会社が共同出資し、10月1日より業務を開始する。

 8月20日には、インドに新規合弁会社SYRMA KAGA ELECTRONICSを設立したと発表した。SYRMAが60%、加賀電子のインド子会社KGINが40%の株式を保有し、10月より業務を稼働する。将来的には、インド西部や南部への進出も視野に入れる。

トピー工業 中国孫会社を譲渡 2026/8/20

 トピー工業は、連結子会社であるリンテックスの中国子会社輪泰科斯(広州)汽車零配件の保有株式全部を中国企業に譲渡すると発表した。中国市場での日系自動車メーカーのシェア減退による生産縮小に対応する。9月30日の譲渡実行日を予定する。

統計

各国二輪車 販売台数 2026年7月

ニュースウォッチ

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