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自動車部品関連動向 2026/9/21
自動車部品関連動向 2026/9/21

自動車部品関連動向 2026/9/21

技術、製品

豊田自動織機 リサイクル炭素繊維を船舶用プロペラに適用    2026/9/14

 豊田自動織機は、ナカシマプロペラと共同で、廃棄予定の炭素繊維から製造したリサイクル炭素繊維紡績糸を使った船舶用プロペラを開発したと発表した。使用済みCFRPからの炭素繊維リサイクルには技術的な課題があり、これまで実用化されてこなかった。豊田自動織機は、保有する紡績技術などを活用し、使用済みCFRPから再生した綿状炭素繊維の方向を揃えて均一・均質な紡績糸にする技術を開発した。この技術を基に2024年から永島プロペラと共同で、リサイクル炭素繊維による3次元織物を作成し、日本海事協会より「製造法承認」を取得した船舶用プロペラを開発した。豊田自動織機は、産業横断的な炭素繊維循環システムの構築を目指し、今後もパートナー各社との共創を通じて社会実装につなげていくとしている。

横浜ゴム 製造R&D支援AIエージェントを共同開発へ          2026/9/16

 横浜ゴムは、米国シリコンバレーに拠点を置くAIプラットフォーム開発スタートアップdotDataと共同で、製造業の研究開発(R&D)での技術者の仮設形成と解釈・判断を支援するAIエージェントを開発すると発表した。開発するAIエージェントは、研究テーマの目的、対象、制約条件といったコンテキストを理解したうえで必要な情報を探索・整理し、研究開発テーマの背景や過去経緯を踏まえた検討支援や、特徴量自動設計技術による仮設判断支援、仮説検証提示、研究開発サイクル支援などを行う。横浜ゴムは、開発するAIエージェントは、人が判断に介在する仕組み(Human-in-the-Loop)を前提にするとしている。

住友電装 AI活用スマートファクトリー構想を推進      2026/9/17

 住友電装は、中期計画で掲げるスマートファクトリー構想実現に向け、AIエージェントとフィジカルAIロボットが協調する次世代ものづくり工場を本格的に開始したと発表した。
 エクサウィザーズと共同で、フィジカルAI技術を活用した「生産現場で稼働するAIエージェント群」の開発を開始した。AIエージェントをカメラ・センサーなどのハードウェアと組み合わせ、生産現場の異常に気づき、熟練の技を学ぶAIエージェントの実現を目指す。第一弾として、監査AI・介入AI・レビューAIなど複数のAIエージェントの構築に着手した。
 米国の汎用ロボティクス基盤モデル開発スタートアップSkild AIとは、ワイヤーハーネス製造向けフィジカルAIロボットの開発を開始した。

新事業

中央発條 近畿車輛より量産ばねを受注        2026/9/10

 中央発條は、近畿車輛より窓戸ユニットに使用される量産ばねを受注し、取引を開始したと発表した。窓戸ユニットは、通勤型車両で換気や空気調整のために、手動で側面窓の上部を開口させる機構だ。中央発條は自動車用部品で培ったばね技術を活かして部材を開発した。中央発條は、2026年5月にJR西日本に新幹線向け部材の取引を開始したと発表し、今回の案件が鉄道分野向けでは2例目となる。今後、他の鉄道車両製造メーカーとの取引も見据え拡販に取り組むとしている。

東海理化 モーション認識およびハブティクス技術をエンタメコンテンツに適用  2026/9/15

 東海理化は、自動車部品開発で培ったモーション認識技術「Motion+」およびハプティクス技術「Haptics+」の活用提案として、体験型エンターテインメントコンテンツ「異世界魔法少女LUNA推し、そこにいる」を制作したと発表した。2026年9月29日から10月23日まで、愛知県名古屋市のFabCafe Nagoyaで展示を行う。「異世界魔法少女LUNA推し、そこにいる」では、「Motion+」により人の自然な動きを認識し、バーチャル空間に存在するキャラクターLUNAからのお願いやミッションに対し、手を振る、ポーズをとるなど、ジェスチャーによる直感的なコミュニケーションが体験できる。また、ハプティクス技術 「Haptics+」を搭載したペンダントを身に着けることで、LUNAからの呼びかけや魔法の発動などに合わせてペンダントが振動し、映像や音だけでは得られない臨場感や没入感を体感できる。東海理化は、エンターテインメント分野への提案を通じて利用者のニーズを把握し、将来のモビリティにおける新たな操作体験やサービスの創出につなげていくとしている。

豊田鉄工 スロモビのシェアサービスを開始    2026/9/15

 豊田鉄工は、業務提携を行っているOpenStreetと共同で、神奈川県横浜市で移動用小型車「スロモビ」のシェアサービスを開始すると発表した。スロモビは、豊田鉄工が開発した小型モビリティ「Comove」にキーレスシステムを搭載した車両で、最高速度時速6kmで走行し、免許不要で利用できる。横浜市内の桜木町駅、関内駅、日本大通り地下駐車場に、2026年10月5日から2027年3月31日まで設置される。

豊田合成 AIインソール活用でヘルスケアサービス実証に参画  2026/9/16

 豊田合成は、開発したヘルスケアAIインソールを活用した歩行解析技術を用いて、大阪府の身体の不調発見・改善に繋げる予防医療サービス実証プロジェクトに参画したと発表した。豊田合成は、薄型ゴム製足圧センサと、カメラ映像による骨格検知技術を組み合わせた歩行解析AIの研究開発を進めている。今回、大阪府が社会実装を目指す「WEB3PHR連携基盤」プロジェクトに、技術提供パートナーとして、大阪府内の商業施設やオフィスビルなどにインソールやカメラを用いた歩行解析技術を提供する。実証プロジェクトへの参加を通じて、健康医療情報の一部として歩行データが組み入れられるモデルを構築し、社会保障費適正化などへの貢献を目指していくとしている。

日本特殊陶業 工場排出CO2の液化・利活用を実証    2026/9/16

 日本特殊陶業は、日立プラントサービスおよび高圧ガス工業と共同で、工場から排出されるCO2の分離回収・液化および販売に関する実証試験を10月から開始すると発表した。日本特殊陶業小牧工場のボイラー排ガスから、年間300トン規模のCO2を回収し、液化した上で販売を行う。実証を通じてシステムの最適化と運用ノウハウの蓄積を図った上で、2027年4月には年間2,000トン規模を想定した商用提供を開始し、工場排ガスの地産地消型カーボンリサイクルモデルとして全国展開を進める。各社の主な役割は、日本特殊陶業がCO2分離回収装置の提供、日立プラントサービスがCO2液化装置の提供、高圧ガス工業が液化CO2の買取、輸送、販売を担う。3社は業務提携を通じ、日本国内でのCO2分離回収装置及び液化CO2製造モジュールの販売、液化CO2の農業、工業、溶接、飲料向けなどへの販売、CO2排出源企業および利活用先企業への提案活動を行う。

リケンNPR 樹脂製波動歯車装置を共同開発   2026/9/18

 リケンNPRは、ハーモニック・ドライブ・システムズと共同で、樹脂製波動歯車装置の開発を行うと発表した。波動歯車装置は、小型精密制御用減速機として、産業用ロボットや半導体製造装置に使用されている。近年、サービスロボット、ウェアラブル機器、小型モビリティなどの開発で、長時間バッテリー駆動や機器の軽量化ニーズが高まっている。共同開発では、従来金属製であった波動歯車装置を、リケンNPRが保有するスーパーエンジニアリングプラスチック加工成形技術と、ハーモニック・ドライブ・システムズの波動歯車装置製造技術を融合させ、軽量、静穏化が求められる用途向けに製品を開発する。

M&A、出資

日本精工 アクセンチュアとJV設立へ   2026/9/16

 日本精工は、アクセンチュアと、AI・データを活用した事業を目的とした合弁会社(JV)設立契約を締結したと発表した。両社は、2026年4月に、AIを含むデジタル技術を中核に据えた変革を推進する戦略的パートナーシップ契約を締結している。今回、パートナーシップの実効性を確認し、事業取り組みを加速させるためJV設立を決断した。JV設立により、日本精工は、アクセンチュアのノウハウ等を活用し人材育成や経営・事業変革力の向上を図るとともに、デジタル技術を活用した事業運営の高度化・コスト削減を通じて投資余力創出を狙う。合弁会社への出資比率は、アクセンチュアが65%、日本精工が35%で、2027年4月1日の合弁開始を予定する。

住友ゴム 英国に新会社を設立 2026/9/18

 住友ゴム工業(DUNLOP)は、グローバルブランド戦略を推進するための新会社DUNLOP Branding Worksを英国に設立し、10月より営業を開始すると発表した。住友ゴムは、2026年よりコミュニケーションブランドをDUNLOPに統一していて、DUNLOP発祥の地、英国を拠点に日本本社や各地域のグループ会社と連携し、広告・デジタルコンテンツ・ブランド体験などの企画・展開を推進する。

兼松 IDAJの株式を取得      2026/9/18

 兼松は連結子会社である兼松エレクトロニクスが、MBD・CAE技術支援会社IDAJを傘下に持つ管理会社BCJ-61の全株式を取得し、IDAJおよびIDAJ子会社を兼松の連結子会社にすると発表した。兼松は、IDAJの取得により、グループでの設計開発の効率化、開発リードタイムの短縮などの設計開発DXソリューションの拡大を行い、自動車分野のほか、半導体、防衛、重工業、電気・電子など成長分野への展開を加速させる。株式取得概算額は504億円を見込む。2026年10月1日の株式譲渡を予定する。

体制

デクセリアルズ 鹿沼事業所第2工場新棟が竣工        2026/9/14

 デクセリアルズは、建設を進めていた鹿沼事業所第2工場新エリアに、新棟(101号館)が竣工し、異方性導電膜(ACF)の生産を開始すると発表した。ACFは、スマートフォンや自動車などのディスプレイに使用されていて、デクセリアルズ製ACFは世界シェアNo.1を獲得している。ディスプレイの高精度化や実装の高密度化が進む中、完成した新棟では、生産キャパシティの拡大に加え、事業継続性や生産効率の向上に取り組み、今後の市場成長や技術進化への対応力を高めるとしている。

フタバ産業 幸田工場研究棟の車両性能評価設備を刷新 2026/9/14

 フタバ産業は、幸田工場研究棟に設置されている車両性能評価設備及び評価環境を刷新したと発表した。車両対応の半無響室および音・振動評価や熱マネジメント評価ができる環境を構築した。また、研究棟には、Rototest International社製ハブ直結ダイナモメーター4WDシステムを導入した。従来のローラー式に比べ、騒音や振動影響を抑え、実車走行に近い条件で車両・部品の性能を評価することが可能となった。

ニッパツ HDD用サスペンション生産能力増強 2026/9/17

 日本発条(ニッパツ)は、AIやデータセンター向けHDD用サスペンション需要拡大に対応するため、約50億円を投じて、国内外の複数の生産拠点のHDD用サスペンション製造ラインを増設すると発表した。ニッパツは、2026年7月にタイ拠点へのHDDサスペンション新生産棟建設を公表しているが、今回の生産能力投資はタイ拠点への投資約350億円に含まれない。能力増強は2027年より順次稼働を予定する。

ヨロズ 大分拠点生産能力増業 2026/9/18

 ヨロズは、九州・大分県中津市にある大分マニファクチャリングセンターの生産能力を増強すると発表した。大分マニファクチャリングセンターでは、サスペンションなどの自動車部品を生産しているが、約30億円を投じて、新建屋の建設および2,000トン級の大型プレス機を導入して、日産自動車が福岡県苅田町の日産自動車九州への生産を移管するのに伴う受注増や、日産以外との取引増を狙う。2028年10月の稼働を予定する。

統計

各国自動車 販売台数 2026年8月
各国二輪車 販売台数 2026年8月

ニュースウォッチ

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