JERAは、次世代型CO2貯留技術の開発を手掛ける英国のスタートアップ44.01社に、JERA Venturesを通じて出資したと発表した。現在検討されているCCSは、地下深部塩水帯水層や枯渇油・ガス田が活用されるが、貯留に適した地層分布には偏りがあり、排出源から貯留地点まで長距離の輸送が必要となるなどの課題がある。44.01社は、CO2を水に溶解させた上で、地下のかんらん岩や玄武岩などの岩石層に圧入し、岩石との化学反応によって炭酸塩鉱物として固定化する「CO2鉱物化」技術の開発、およびオマーンやアラブ首長国連邦、欧州で事業化を推進している。CO2鉱物化技術は、従来のCCSとは異なる地質をCO2貯留に活用し、炭酸塩鉱物として長期安定的に固定できることから、CO2貯留の選択肢を広げる技術として期待されている。JERAは、44.01社が保有するCO2鉱物化技術とJERAが保有する脱炭素ニーズの接続のための知見共有を行い、CO2貯留の新たな選択肢として、国内外での適用可能性や新たな事業機会について検討を行うとしている。