水素、アンモニア、LOHC
豊田自動織機 水素製造装置向け電極をドイツ見本市に出展 2026/4/13
豊田自動織機は、2026年4月20日から24日にドイツで開催されるハノーバーメッセ2026に、アルカリ水電解型水素製造装置向け電極を展示すると発表した。電極の電解効率は、従来品と同等レベルの84%で、1000時間の連続使用でも電解効率を維持する耐久性を持つ。ニッケルを主成分として、白金やルテニウムなどの貴金属およびコバルトを使用せず、サプライチェーンリスクの低減に貢献する。豊田自動織機は、ハノーバーメッセへの出店を通じて、水素製造装置の主要市場である欧州を中心とした顧客開拓を進めていくとしている。
CO2回収、DAC、CCUS
INPEXなど 千葉県九十九里沖CCSで経産省より試掘許可 2026/4/15
INPEXは、INPEXと関東天然瓦斯開発の合弁会社である首都圏CCS社が、千葉県九十九里沖CCSプロジェクトで、経産省より特定区域でのCO2貯留に適した地層の存在を確認することを目的とした試掘の許可を受領したと発表した。首都圏CCS事業は、日本製鉄東日本製鉄所君津地区及び京葉臨海工業地帯の複数産業を排出源とするCO2を回収、パイプラインで輸送の上、千葉県九十九里沖の海域に貯留するものだ。目的とする貯留層及び遮蔽層に対し2抗の試掘を予定する。1抗目は、九十九里町沖合約5kmの位置で深度約1,900mを掘削、その後沖合約13kmに移動し、2抗目として深度約1,600mの試掘を実施する。首都圏CCSは、2030年初頭までの貯留開始を目指して取り組みを推進していくとしている。
東洋エンジ OneSubsea社と海洋CCSで協業 2026/4/15
東洋エンジニアリングは、海底設備分野のリーディングカンパニーSLB OneSubsea(ワンサブシー)と、海洋CCSの協業機会の検討を目的としたMOUを締結したと発表した。ワンサブシー社は、海底への貯留に必要な、CO2の安全な輸送・圧入や運転・保守などの技術を保有している。東洋エンジは、CCSバリューチェーンの最適化および地上設備エンジニアリングに強みを持っていて、協業により主に日本および東南アジア地域での海洋CCSプロジェクトを中心に、マーケティンク戦略や全体最適なシステム設計を共同で実施し、実現性の高いシステムの提案を行っていくとしている。
運搬・貯蔵、燃焼、その他
IHI 米バブコックと発電用ボイラ低炭素燃料転換で協業 2026/4/14
IHIは、米国バブコック・パワー傘下のバブコック・パワー・サービスおよびライリー・パワー(両社合わせてBPS)と、発電用ボイラの低炭素燃料転換に関する協業合意書を締結したと発表した。BPSは、世界各地の発電所で様々なボイラの燃料転換工事を行っている。IHIは、JERA碧南火力発電所での燃料アンモニア大規模転換実証を成功させている実績がある。両者は、それぞれの技術力、専門性、ノウハウを組み合わせ、発電用ボイラをアンモニアをはじめとした低炭素燃料への転換工事を提案していく。
ニュースウォッチ
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