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クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/5/4
クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/5/4

クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/5/4

水素、アンモニア、LOHC

高砂熱学 MCH水素利用技術開発・実証事業に参画    2026/4/28

 高砂熱学工業は、新明和工業、高圧ガス工業、H2&DX社会研究所の3社が提案し、東京都が採択した令和6年度事業「MCH(メチルシクロヘキサン)を用いた都市部における汎用水素利用技術開発・実証事業」に参画したと発表した。事業は、水素ガスをMCHに変換、およびMCHから水素を取り出す小型水素供給ユニットを開発し、MCHを運搬する小規模サプライチェーン(SC)の実証を行う。実証は都心での小規模な飲食店で検証を予定している。高砂熱学は、MCHを用いた汎用水素利用装置の自社施設内での実証およびグリーン水素の提供で事業に参画する。

合成燃料、バイオ燃料

日揮 名古屋市、中部国際空港とSAF原料廃食用油で協定      2026/4/30

 日揮ホールディングスは、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYと共同で取り組んでいる国産SAF製造用原料として、愛知県名古屋市および中部国際空港と、使用済み食用油の資源化促進に関する連携・協力協定を締結したと発表した。名古屋市は、市内71か所に廃食用油回収協力店舗があり、2025年度には約6万Lの廃食用油を回収、主にバイオディーゼル燃料として資源化した。名古屋市は協定に基づき、廃食用油を国内SAF原料として資源化を行う。

運搬・貯蔵、燃焼、その他

川崎重工 LPG/アンモニア運搬船を引渡し    2026/4/27

 川崎重工は、KUMIAI NAVIGATION (PTE) 向けに86,700m3型LPG燃料推進LPG/アンモニア運搬船「AURORA GUARDIAN」の引き渡しを行ったと発表した。従来の84,000m3型LPG運搬船から積み荷容量を増加させ、アンモニアの運搬も可能にした。

プラスチック

出光 使用済みプラ油化CR設備の商業運転が開始     2026/4/28

 出光興産は、子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(CRJ)の、油化ケミカルリサイクル設備(千葉県市原市)の商業運転を4月27日に開始したと発表した。家庭や企業などから排出される使用済みプラスチックを原料にして、触媒接触分解による油化ケミカルリサイクル技術を活用し、軽質原油に相当するCR油を生産する。CRJの使用済みプラスチックの処理能力は年間2万トンとしている。

RM、経営計画

三菱商事 CN社会へのロードマップ2.0       2026/5/1

 三菱商事は、2011年に公表した「カーボンニュートラル社会へのロードマップ(RM)」(RM1.0)に続くRM2.0を公表した。ここでは、次世代エネルギーに関する概要を取り上げる。

 現状について、地政学リスクの顕在化に伴うエネルギー安全保障やAIの急速な普及に伴う電力需要の急増など、低・脱炭素シナリオの分岐を左右する種々のドライバーがあり、1.5℃整合シナリオでのエネルギー消費に占めるクリーンエネルギー比率にギャップが生じていると分析している。

 責任あるエネルギー・トランスフォーメーション(EX)に挑戦するとして、電力クリーン化や次世代エネルギー事業への取り組みを行うためのEX投資総額2兆円について、2030年という目標を前倒しで達成する見込みとしている。次世代エネルギーでは、2030年頃まではバイオ燃料・素材への取り組みを行い、その後水素・アンモニアサプライチェーン(SC)構築を進める。

 将来の需要・市場成熟度を踏まえて選別した案件の開発を取組方針として、米国ハワイ州の製油所におけるSAF製造・販売、および キリンビール北海道千歳工場で使用する蒸気ボイラ用燃料の一部を化石燃料由来からグリーン水素由来へ転換などのグリーン水素活用事例の実証を揚げている。

関西電力 経営計画2026     2026/4/30

 関西電力は、2040年に向けた3年間の取り組みを定めた経営計画2026を公表した。ここでは、水素などの新領域について概要を取り上げる。

 事業環境認識として、地政学リスク、インフレ、人口減少の進行の一方、DXやAIの進展で電力需要は中長期的に増加する可能性が高く、脱炭素化への大きな流れは変わらないものの、現状重視すべきはエネルギーの安定供給・安全保障としている。

 2025年までの中期経営計画内での水素関係での取り組みでは、水素発電実証で日本初の大型ガスタービンを活用した混焼率30%を達成している。

 新領域戦略の中の水素については、2040年の姿として、水素SCの構築・他産業展開を実現し、水素取り扱い全国シェア3割を目指す。3年間の具体施策としては、姫路エリアでの大規模水素SC構築に向けた、コンソーシアムの構築及び主導などを挙げている。

 また、RMには水素以外にも火力発電へのCCS導入拡大や水素・アンモニア混焼・専焼に向けた取り組み、およびCCUSバリューチェーン構築に向けた取り組みが挙げている。

統計

原油・ガソリン 輸入・販売 2026年3月
汎用樹脂 販売 2026年3月

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