Industry trends and blogs on clean energies, automotive parts companies and plastics.
自動車部品関連動向 2026/5/25
自動車部品関連動向 2026/5/25

自動車部品関連動向 2026/5/25

サンデン 中国で熱マネシステム共同開発       2026/5/15

 サンデンは、中国市場で中国大手自動車メーカーと、自然冷媒プロパンR290に対応した次世代統合熱マネジメントシステム(ITMS)の先行共同開発を開始したと発表した。R290は、環境規制強化に対応する次世代冷媒である一方、可燃性を有するため安全設計が要求される。サンデンは、冷媒回路とクーラント回路を分離した間接冷却方式を採用し、安全性を確保すると同時に、車両全体の熱マネジメントを統合制御する。欧州ではすでに顧客とITMSの先行開発に取り組んでいて、今回の案件は中国での初めての展開となる。

小糸製作所 高精細ADB搭載ヘッドランプの量産を開始        2026/5/19

 小糸製作所は、高精細ADB(Adaptive Driving Beam)を開発し、レクサスの新型ESに採用されたと発表した。ADBは、車載カメラやセンサで前方の車両などを検知し、ハイビームの照射範囲を自動制御する安全技術だ。対向車や先行車の部分だけ光を当てないように自動調整し、それ以外の道路を照らすことができる。量産を開始したADBは、LEDを16,000分割し、点消灯するという高精細制御により、遮光範囲の縮小や減光などを行うことでドライバーの視認性範囲拡大に寄与する。また、拡張機能として詳細な描画による起動時のアニメーション表示も行うことができる。

NOK ウレタンパッキン用バイオマス材を開発  2026/5/19

 NOKは、バイオマス度48%を実現したウレタンパッキン用バイオマス材(ポリウレタンエラストマー)を開発したと発表した。NOKは、建設機械などのパッキンに使用されるウレタン材料「アイアンラバー」を保有しているが、ウレタン材料を石油由来のものから植物由来のものに比率を上げていくと、安定成形・硬化させることが難しく、「アイアンラバー」の性能を引き出すことができない。さらに、生分解性作動油はパッキンを膨潤させるため、耐久性の確保も必要となる。NOKは、原料の一部を植物由来のポリマーに変更することで課題を解決した。

Astemo 日立と運転支援AIで協業   2026/5/20

 Asemoは、日立製作所と、自動運転車両に搭載されるAIの学習・検証・展開プロセスのためのAI開発基盤を共同で構築すると発表した。SDV時代に対応するため、Astemoの車両統合制御やAI技術、日立のデジタルツイン環境や、個人特定情報の安全管理技術、フィジカルAIの社会実装といった両社の強みを合わせる。安全思想を設計段階から組み込み、開発プロセスを自律的に深化させる。Astemoは、取り組みを通じて、IoVプラットフォームの強化し、将来的にIoVプラットフォームを自動車メーカーやサプライヤーに共通基盤として展開することを目指す。

NTN 電動機械ブレーキ向けボールねじを開発 2026/5/22

 NTNは、電動機械ブレーキ(EMB)向けボールねじで、国際的なメーカーの先行開発に参画していると発表した。NTNは、電動油圧ブレーキ(EHB)用ボールねじを量産していて、衝突回避支援ブレーキの義務化やADASの普及を背景に今後も需要の拡大が見込まれる。一方、油圧配管を必要としないEMBへの移行も予測されていて、EMBの普及は車両1台あたりのボールねじ使用本数の増加につながる。NTNは、EHBで培った実績と技術を基盤に、EMB市場への展開を加速させる。

M&A、出資

スパークス メタルアートにTOB        2026/5/14

 スパークスグループは、関係会社Garbera holdingsを通じて、メタルアートの普通株式を公開買付けによりダイハツ工業が保有する分以外の株式を取得し、子会社化すると発表した。電動化により内燃機関関連部品の需要が減少するトレンドに対し、メタルアートは内燃機関部品の数量拡大を前提とした経営は困難と判断。新規事業としてのモータ事業への取り組みを行っているが、既存事業と新規事業の両にらみの経営のための資源配分で、短期的利益減少やCFの悪化が予測される。メタルアートは非上場化により、株主に対するリスクを軽減する。現在、ダイハツ工業がメタルアート株式の36.23%を保有しているが、最終的な出資割合は、スパークスGrが保有する日本モノづくり未来2号ファンドが66.7%、ダイハツ工業が33.3%を予定している。TOBが成功した場合、メタルアート株式は上場廃止となる。

田中精密 ホンダから自己株式の取得  2026/5/14

 田中精密工業は、ホンダが所有する田中精密の株式1,070,000株を取得すると発表した。現在、ホンダは田中精密の株式2,376,000株(割合24.36%)を所有しているが、長期的戦略でのホンダ以外の新規顧客獲得・取引拡大を主目的に、経営の自律性強化を図る。自社株を取得後のホンダの持ち株比率は15%程度になる予定。買付価格は普通株式1株につき941円。2026年6月11日までを買い付け期間とする。

大同特殊鋼 東北特殊鋼にTOB        2026/5/15

 大同特殊鋼は、東京証券取引所スタンダード市場に上場している連結子会社東北特殊鋼に対し、公開買付けを実施し完全子会社とすると発表した。東北特殊鋼の株式は、現在大同特殊鋼が34.32%を保有しているほか、一般株主が26.07%、そのほか光通信グループや岡谷鋼機、東京窯業が保有している。大同特殊鋼は、一般株主からの株式を取得した上で、段階的にスクイーズアウト、現物配当を進め、東北特殊鋼の完全子会社化を目指す。

トピー工業 インドネシアのホイールメーカーに出資     2026/5/22

 トピー工業は、インドネシアの大手アルミホイールメーカー・パコアクイナに出資し、株式の10%を取得すると発表した。トピー工業は、1980年以降、パコアクイナグループへの技術支援を行ってきた。今回の出資を通じて、技術支援を基盤とした協力関係から、資本関係を伴う戦略的パートナーシップに強化する。

体制

三井金属 フィリピンに二輪車用触媒製造販売拠点を新設      2026/5/13

 三井金属は、フィリピン・バタンガス州タナウアン市に二輪車向け触媒の製造・販売を行う新会社を設立すると発表した。フィリピンの二輪車市場は拡大成長が続いていて、製造・販売拠点をフィリピンに持つことで、ビジネスの拡大を図る。2027年11月の操業開始を予定する。

フタバ産業 インド・マハラシュトラ州に新工場を設立    2026/5/20

 フタバ産業は、トヨタ・キルロスカ・モーターの新工場建設に伴い、新会社(FMM)をインド・マハラシュトラ州に設立したと発表した。新工場では、大型トランスファープレス機や溶接設備などを導入し、ボディ系部品の生産を行う。2026年10月より工場建設を開始し、2029年前半の稼働開始を予定する。FMMは、フタバ産業にとってインドでの4つ目の生産拠点となる。

NTN 中国での樹脂モールド絶縁軸受生産体制を構築  2026/5/20

 NTNは、eAxle向け樹脂モールド絶縁軸受の中国での生産体制構築に着手したと発表した。樹脂モールド絶縁軸受は、軸受の外輪外径面と幅面に樹脂絶縁層を一体成形することで、電動車特有の課題である電食の発生を抑制する耐電食軸受だ。NTNは2025年に日本での量産を開始しているが、電動車市場が成長する中国での供給力強化を目指す。2026年5月から試作対応を開始し、段階的に量産対応に移行する。

エイチワン 中国・航宇智造と協業を開始        2026/5/22

 エイチワンは連結子会社である武漢愛機汽⾞配件が、航宇智造(北京)⼯程技術と、次世代ボディ部品の開発・製造・販売を行う合弁事業を開始したと発表した。航宇智造は、中国市場で熱間パイプ高圧ガス成形(HMGF)技術により、航空宇宙分野や自動車分野で成長していて、新興EVメーカーを中心に顧客基盤を築いている。エイチワンは、航宇智造の技術力とエイチワンの量産技術・顧客提案力を掛け合わせ、中国市場での販路拡大を推進し、将来的にはグローバル展開を目指す。合弁会社の出資比率は、航宇智造が51%、武漢愛機汽⾞配件39%、エイチワン10%で、2026年6月の設立を予定する。

人とくるまのテクノロジー展2026出展予定

デンソー

・基盤技術-新型SiCパワー半導体
・モビリティ領域-新型インバータ/コアモジュール、電池マネジメント製品、気流制御構造「マイクロジェット」、バッテリー温調モジュール、SDVプラットフォーム、AI開発環境
・拡大貢献領域-プロダクトパスポートソリューション、LiDsEYE、QRコード

アイシン

・走り・乗り心地-シリーズパラレル式ハイブリッドトランスミッション、アクティブリアステアリング、将来ブレーキシステム、車両統合制御
・安全・安心、快適-インテリジェントピラーユニット、生成AIを活用したLBSエージェント、YYSystem

トヨタ紡織

・カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー-多機能ブロックシート「TBlocks」、PETサーキュラーエコノミー
・快適な移動空間-面発光イルミネーション加飾のドアトリム、次世代移動空間モデル「I.C.30 -Integrated Cabin 2030-」

豊田合成

・新たなモビリティへの対応-FLESBY HY-CONCEPT、新構造の前席センターエアバッグ
・脱炭素化への対応-大型製品に適用可能なインモールドコート技術、廃車由来の再生プラスチック(内外装部品)

フタバ産業

・快適、安心-ロングフロントピラー、細幅フロントピラー、フタバドライビングシミュレーター(インパネリインフォースメント)
・遠く、より長く-モジュラーマフラー、統合排気システム、バッテリー側面冷却器

東海理化

・次世代の Mobility Life-モーションセンシング&五感フィードバック、バイタルセンシング&五感フィードバック
・材料技術-BAMBOO+、Forged bamboo

愛三工業

・パワートレイン事業-内燃機関主力4製品(燃料ポンプモジュール、スロットルボデー、EGRバルブ、キャニスタ)
・未来社会に向けて-アンモニア水素発電システム、小型空冷FCシステム

矢崎総業

・車内インフラの安定-各種センサ、コネクタ
・UX の追求-2 輪向けのスマートメータシステム、情報通知・空間演出車内照明システム
・環境負荷低減-バイオマス原料由来のポリアミド、ワイヤーハーネスの PVC回収

ユニプレス

・車体部品-車体骨格部品、小Rバッテリーケース
・精密部品-e-Axle 構成部品、異種材接合部品、狭さん幅せん断技術適用部品
・樹脂部品-吸音性機能付きカバー部品、高剛性大型カバー部品

河西工業

・Designed Comfort Roof、Texture Projection Door Trim、Seamless Acoustic Roof Trim、ORI Press、Flex Door Trim

ジヤトコ

・電動パワートレイン-BEV用3-in-1、e-POWER用5-in-1、超小型e-Axle 
・ギアボックス-1軸・3軸ギアボックス
・ドライブユニット-電動アシスト自転車用2-in-1ドライブユニット「GLIDE AXCEL」、2速自動変速インホイールモータードライブユニット搭載電動バイク
・新領域-移乗機構付き車いす「Lifmy」

Astemo

・環境領域-レアアースフリーモータやインホイールモータ、統合型チャージャー
・安全領域-NOA(Navigation on Autopilot)、MDS(Manual Driving Support)、マルチカメラ技術、SBWS(Steer By Wire System)、周波数感応バルブ付セミアクティブダンパー
・デジタライゼーション領域-IoVプラットフォーム、Cypremos SDV Engineering Suite
・モーターサイクル分野-二輪車用インホイールモータ、二輪車用ADAS

エフ・シー・シー

・基幹事業-四輪用 DCTクラッチ、二輪用 自動発進クラッチ(FSS.Clutch)
・サーマルソリューション-冷却性能向上アルミダイカスト製品、高耐熱・高熱伝導接合用銅ペースト、CNT導電助剤
・電動ソリューション-小型・高効率モータ、四輪モータ用積層コア、二輪用e-Axle
・高機能シート-難燃・断熱シート、水吸着デシカントロータ、合成燃料用ペーパー触媒

日本特殊陶業

・スパークプラグ-プレチャンバープラグ、水素エンジン向けスパークプラグ
・センサ-NOxセンサ、水素エンジン向け排ガスセンサ
・窒化ケイ素-ボール、放熱基板
・サマリウム鉄窒素(SmFeN)焼結磁石、セラミックモーターコア、セラミックコーティング
・固体酸化物形電解セル(SOEC)、リバーシブルSOCシステム

NSK

・電動コーナーモジュールコンセプト-ボールねじ、ロッキングクラッチ、低フリクションハブユニット軸受
・走る-超幅狭ハブユニット軸受、スプラグ式セレクタブルワンウェイクラッチ 、eAxle用耐電食ソリューション(導電バイパスプレート)
・曲がる-格納式電動チルトテレスココラム付き操舵反力装置、後輪操舵アクチュエータ用ロッキングクラッチ
・止まる-電動油圧ブレーキ用ボールねじ
・快適-電動サスペンション用ボールねじ
・ヒューマノイドロボット用製品群

NTN

・低フリクションハブベアリング、樹脂モールド絶縁軸受、電動化対応ボールねじ

ニュースウォッチ

  • 小糸製作所、乗用車向けLiDARの開発凍結 自動運転市場が鈍化 2026/5/18
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  • 森六、中計の財務目標上方修正 レゾナックHDからの事業取得を反映 2026/5/19
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  • アイシン、補修部品・用品の供給に「アマゾンビジネス」活用2026/5/21
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