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クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/7/6
クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/7/6

クリーンエネルギー&プラスチック関連動向     2026/7/6

水素、アンモニア、LOHC

IHI インド由来クリーンアンモニアが価格差支援制度の認証を取得     2026/6/30

 IHIは、コベルコパワー神戸、住友化学、日本甜菜製糖、北海道電力、三菱ガスおよびUBEと共同で実施しているインドでのクリーンアンモニア利活用が、水素社会推進法に基づく価格差に着目した支援制度の認定を取得したと発表した。IHIが、インドのACMEグループとインド東部オディシャ州で開発を進めているクリーンアンモニア製造プロジェクトで生産されるアンモニアを引き取り、上記7社に供給する。価格差支援制度の認定を取得したことで、同プロジェクトは低炭素水素等の価格と既存燃料・原料の価格の差額について、JOGMECから助成金の交付を受けることができるようになる。

JERA タイ発電公社と水素・アンモニアVC構築で協業 2026/6/30

 JERAは、タイの発電公社EGATと、タイでの水素・アンモニアバリューチェーン(VC)構築に向けた協業に関する覚書を締結したと発表した。水素・アンモニアに関する市場・事業機会、および発電利用への検討、また制度、規制、環境面の評価を行う。JERAは、国内の有力企業と連携しながら、水素・アンモニアVCの構築、拡大に取り組んでいくとしている。

合成燃料、バイオ燃料

三菱ガス化学 豪州でのグリーンメタノール製造事業評価でMoUを締結        2026/6/29

 三菱ガス化学は、オーストラリアのゴールド・ハイドロジェン社と、サウスオーストラリア州ヨーク半島でのグリーンメタノール製造の事業性評価を目的とした基本合意書(MoU)を締結したと発表した。ゴールド・ハイドロジェン社は、サウスオーストラリア州の地下に天然水素とヘリウム資源を発見し、その商業採掘を目指すプロジェクトを推進している。三菱ガス化学は、ゴールド・ハイドロジェン社へ出資を行っていて、プロジェクトでの天然水素を中核に、同地域での資源や再生可能電力などのインフラを活用したグリーンメタノール製造の段階的な事業評価を行う。

ENEOS 根岸製油所にHVOを輸入    2026/6/30

 ENEOSは、根岸製油所(神奈川県横浜市)に、水素化処理植物油(Hydrotreated Vegetable Oil: HVO)を輸入したと発表した。HVOはSAFの連産品であり、軽油と比較してGHGの削減効果があるほか、軽油と同等の性状を有するため既存燃料と混合して出荷することができる。ENEOSは、HVOの環境価値をマスバランス方式Book and Claim方式を用いて需要家に供給する。

カナデビア 沖縄でのメタネーションFS 2026/7/2

 カナデビアは、沖縄ガスと共同で、内閣府沖縄総合事務局が実施する「令和8年度沖縄型クリ ーンエネルギー導入促進調査事業」に提案した「二酸化炭素の活用による温室効果ガス削減及び事業化可能性調査(FS)」が採択されたと発表した。CO2と水素からメタンを合成するメタネーションのインフラ整備に関する調査を行うもので、沖縄地域のバイオマス由来CO2や水素の賦存量、導入コスト、合成メタン導入拡大によるGHG削減効果や事業化の可能性を調査する。カナデビアは、メタネーションに関して、海外では微生物を活用するバイオ法の納入実績があるほか、国内では独自触媒を用いた触媒法の納入実績がある。両者は、FS終了後、将来的には下水処理汚泥から発生する消化ガス中のCO2を活用した実証事業も視野に入れている。FSの実施期間は、2027年3月までを予定する。

出光 トラック輸送での次世代バイオディーゼル燃料普及で連携 2026/7/2

 出光興産は、自動運転技術開発を行っているT2およびいすゞ自動車と共同で、トラック輸送での次世代バイオディーゼル燃料の普及に向けた連携を開始すると発表した。出光が開発したリニューアブルディーゼル(IRD)は、バイオマス由来の廃食油を水素化処理して製造した燃料で、軽油代替燃料として80%以上のCO2削減効果がある。出光はIRDをT2に供給し、T2が関東-関西間の高速道路で実施しているレベル2自動運転トラックの商用運行に、IRDを試験利用する。いすゞは、IRD利用に対し、軽油利用時と同等オペレーションで修理・メンテナンスを行う。出光は、今回の取り組みを契機に、可搬式燃料タンクを活用した給油の実現を推進し、運送会社がIRDを柔軟に利用できる環境づくりを進めるとしている。

三菱ガス化学 インドACMEグループとグリーンメタノール売買契約を締結     2026/7/3

 三菱ガス化学は、インドのACMEグループとグリーンメタノールの取引に関する売買契約を締結したと発表した。ACMEグループは、インド・ラジャスタン州で統合型グリーン水素・アンモニアパイロットプラントを稼働させていているほか、オマーンおよびインド・オリッサ州でのグリーンアンモニア商業生産プロジェクトに着手している。さらに、グリーンメタノール生産プロジェクトも推進している。三菱ガス化学は、ACMEのインド・オリッサ州でのグリーンメタノール生産プロジェクトから、2030年の商業運転開始後、年間約10万トンのグリーンメタノールを引き取る。

体制

JERA シンガポールにLNG・低炭素燃料事業構築新会社を設立        2026/7/1

 JERAは、LNGバリューチェーン強化と低炭素燃料事業のバリューチェーン構築・拡大を担う新会社JERA Global Energy Solutions(JERA GES)をシンガポールに設立したと発表した。燃料価格やインフラコストの不確実性が増大する中、エネルギーの安定供給と脱炭素化の両立に向けて、JERA GESが長期戦略立案、投資、長期調達、輸送、販売の機能を担い、市場環境変化への迅速な対応および機動的な意思決定を実現させる。

住友化学 ポリオレフィン事業吸収分割契約が効力発生 2026/7/1

 住友化学は、2025年12月24日に公開した会社分割によるプライムポリマー(PRM)、三井化学及び出光興産との国内ポリオレフィン事業の統合に向けた統合・合弁契約締結に関して、二段階会社分割プロセスの内、一段階目の吸収分割の効力が7月1日発生したと発表した。住友化学を吸収分割会社として、製造機能を除く国内PP、LLDPE事業を分割、PRMが吸収分割承継会社として承継した。

プラスチック

出光 油化ケミカルリサイクル設備2号機の基本設計を開始     2026/6/30

 出光興産は、子会社のケミカルリサイクル・ジャパン(CRJ)が、使用済みプラスチックを原料とする油化ケミカルリサイクル(CR)設備の2号機建設に向けた基本設計を開始することを決定したと発表した。CRJは、千葉県市原市に油化CR設備1号機を保有しているが、日本での改正資源有効利用促進法成立などで、企業による再生プラスチック使用目標の設定に向けた動きが広がり、CRへのニーズが高まっている。出光は中期経営計画で、サーキュラービジネス展開を成長分野のひとつとして位置付けていて、CRJを通じ使用済みプラスチックの資源循環を推進する。立地候補は、出光の千葉事業所及び愛知事業所隣接エリアとしている。

統計

原油販売量 2026年5月
ナフサ国内生産販売量 2026年5月
汎用樹脂販売量 2026年5月

ニュースウォッチ

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