川崎重工は、神戸製鋼所と共同で、発電設備への水素燃料供給として、液化水素ポンプによる臨界圧力以上への昇圧と、中間媒体式液化水素気化器(IFV)を組み合わせたシステムの運転に成功したと発表した。NEDO補助事業として、神戸市ポートアイランド地区の神戸水素エネルギーセンターに設置した 水素ガスタービン発電実証設備に、液化水素ポンプ、IFV、水素ガスタービンを組み合わせた水素燃料供給システムを設置した。両社が取り組んでいる液化水素を昇圧するシステムは、ガス状態の水素昇圧・供給する方式に比べて、大きな圧力動力を必要とせず、システム全体の省エネ性を高めるとともに、冷熱エネルギーを回収することで多様な冷却用途への適用が可能となる。実証実験は2026年1月から開始していて、今回ウェット燃焼方式ガスタービンへの水素燃料供給に成功した。今後、ドライ燃焼方式ガスタービンへの供給や、夏場の運転条件が厳しい環境下での運転確認、液化水素ポンプの長期信頼性試験などを進める。