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クリーンエネルギー関連動向    2026/10/19
クリーンエネルギー関連動向    2026/10/19

クリーンエネルギー関連動向    2026/10/19

今週の注目

●日東紡 アクアラング社とCO2分離膜を共同開発
-アクアラング社には、2025年9月に日東電工が出資を行うと共に、共同開発契約を締結している。日東電工は逆浸透膜(RO膜)などの中空糸膜を製造していて、アクアラング社の技術と適合する部分がある。日東紡の発表では、具体的な開発および適合分野が示されていない。日東電工との共同開発とどのように違いが出てくるか注目される。

高分子系分離膜の歴史は古く、1950年代にRO膜が開発されて以降、RO膜では東レや日東電工などの日本のメーカーが高い市場シェアを確保している。分離膜は、化学吸収や物理吸着などに比べ選択的に分子を分離でき、設備が簡便になるメリットがある。近年は、CO2分離膜の性能向上として、高分子へのアミンなどの化学吸収・反応物質やMOFなどの導入、複数層による選択性の改良開発がされている。2023年以降CO2分離膜に関する発表のあった企業は、CarbonXtract、OOYOO、東ソー、東レ(カーボン膜)、NGK(セラミック膜)がり、CarbonXtractやOOYOOなどスタートアップには多くの企業が提携等を行っている。

政策・規制、審議会

NEDO 水素インフラ技術開発ロードマップを公開      2026/10/16

NEDOは、10月16日、水素インフラ技術開発ロードマップ(RM)を公開した。①大規模水素サプライチェーン(SC)の構築として、キャリア輸送と大規模発電、②需要地SCの構築として、国内製造・国内輸送、③水素ステーション、④共通基盤整備に関するRMが掲載されている。ここでは、水素SCでの各水素キャリアの技術開発動向と課題について要約を行う。

  • 液体水素
    2022年2月、液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」が、豪州で製造した水素を日本に輸送した。現在、年間3万トン規模のSC構築を目指している。
    課題は、2030年の供給コスト目標である30円/Nm3(CIF)に対しコストギャップがあり、水素製造の低コスト化だけでなく、液化水素運搬船やタンクの大型化、液化設備の高効率化によるコスト低減が必要としている。
  • MCH
    2020年12月、ブルネイで水素製造し、MCHへの変換を行った上で海上輸送し、川崎での脱水素プラントで水素を取り出す実証を完了している。
    課題は、MCHの製造・脱水素時のエネルギーロスが大きく、技術開発による低コスト化が重要としている。具体的には、水とトルエンから直接MCHに転換する電解合成技術やMCHの直接利用技術の開発にかかっている。
  • アンモニア
    肥料・工業原料用SCが既に構築されていて、導入が比較的容易である。大規模SC構築に向け、米国ルイジアナ州やインド・オディシャ州などからを含む複数の低炭素アンモニア輸入プロジェクトが進められている。
    課題は、アンモニアクラッキングの大規模化や高効率化だ。外部加熱方式(ファーネス)が先行しているが効率の課題がある。蒸気/排ガス加熱方式、ATR方式などは技術開発や実証段階との認識だ。

水素、アンモニア、LOHC

アイシン 東京都グリーン水素率先利用事業者に認定   2026/10/16

合成燃料、バイオ燃料

ENEOS 横浜マラソンで発電機向けに合成燃料軽油を供給    2026/10/16

CO2回収、DAC、CCUS

トクヤマ CO2フリー燃焼設備を導入  2026/10/7

INPEX ボナパルトCCSプロジェクトで豪州がGHG貯留層特定宣言を発出     2026/10/16

日東紡 アクアラング社とCO2分離膜を共同開発      2026/10/16

運搬・貯蔵、燃焼、その他

川崎重工 商用液化水素船陸間荷役用ローディングアームを開発        2026/10/14

プラスチック

豊通ケミなど PUフォームのケミカルリサイクルの取り組みを開始      2026/10/13

M&A、出資

東ソー 南陽化成を子会社化   2026/10/13

JERA 天然水素探索・開発スタートアップに出資       2026/10/15

ニュースウォッチ

  • 川崎重工の水素航空エンジン、窒素酸化物の排出量9割減 試験に成功 2026/10/13
  • 北国でみた脱炭素の壁 根強い油文化、「CO2埋める」に期待大きく 2026/10/14
  • プライムポリマー、繊維染色できるPP開発 2026/10/14
  • 東京都と愛知県、物流企業にFC大型トラックの貸出を検討2026/10/14
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  • 人工光合成の今 安価なクリーン水素へ、商用化目標2035年 2026/10/15
  • クラサス大分コンビナート「アジア最強めざす」、ナフサからエチレン 2026/10/15
  • インド火力発電公社、アンモニア供給で日韓独と協議 2026/10/15
  • 東京都立大、国際水素・燃料電池研究機構に参画 研究で連携 2026/10/15
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  • 海のCO2回収「DOC」 日立やJAL、クレジット創出へ実証 2026/10/16
  • ヤンマー、水素船エンジン30年実用化へ 燃焼技術磨き「全方位戦略」 2026/10/16

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