技術、製品
デンソー、豊田自動織機 トラックへの自動荷役を開始 2026/10/26
デンソーと豊田自動織機は、デンソー安城製作所でトラック荷物の積み込み・積み下ろしの自動化を開始したと発表した。豊田自動織機のトラック荷役対応自動運転フォークリフト「Rinova Autonomous」と、デンソーのLiDAR「LiDsEYE」を連携しシステムを構成した。フォークリフト単体でも障害物検知などの安全機能が装備されているが、LiDsEYEと連携することでフォークリフト周辺にとどまらず、トラックヤード内の人や障害物を検知し安全性を強化した。将来的には、Rinova Autonomousに搭載されたカメラによる情報での荷役経路生成に、LiDsEYEが取得した荷物の配置やサイズ情報も連携させることで荷物の状況認識から荷役作業開始までの工程を効率化し、荷役作業全体の生産性の向上を目指す。
アイシンなど 量子コンピュータとAI技術統合による材料開発基盤を構築へ 2026/10/28
アイシンは、TOPPANホールディングス、旭化成、ソフトバンク、AGC、DICと共同で、NEDOが公募した「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」に提案した「量子技術を用いた革新的な材料開発基盤構築の研究開発」が採択され、量子コンピュータとAI技術を統合した材料開発基盤技術構築の研究開発を実施すると発表した。研究開発項目は、次世代バッテリー用材料、ディスプレイやセンサー用光機能性材料、次世代デバイス用超電導材料などを対象に、量子計算の適用可能性を検証し、AI技術との統合にる計算手法適用範囲の拡大や、計算規模・コストの制約克服検証を行う。量子計算を含むシミュレーション結果をもとに材料合成および性能評価を行い、実験結果とシミュレーション結果の比較から実用化に向けた量子計算の実益を検証するとしている。アイシンは、超電導材料での量子計算の適用検証を担当し、既存材料開発手法との比較により量子計算の実用化にめどをつける。研究開発期間は2026年度から2028年度までとなっている。
豊田自動織機 羽田空港での自動運転レベル4走行ルートを拡大 2026/10/30
豊田自動織機は、日本航空(JAL)と共同で実施している。羽田空港での「自動運転レベル4」の運用拡大に向け、2026年11月より豊田自動織機製自動運転トーイングトラクターによる検証を開始すると発表した。JALは2025年12月より、羽田空港での自動運転レベル4に対応したトーイングトラクターの実用化運行を行っている。今回の検証で開始する走行ルートは、トンネル区間を含むなど現行ルートよりも難易度が高くなっていて、検証を通じて自動運転レベル4での搬送業務に必要な課題や、航空局が新たに整備する共通インフラとの連携について精査を行う。JALと豊田自動織機は、羽田空港での自動運転トーイングトラクターの適用範囲拡大を通じ、自動運転技術を異なる走行環境や運用条件に展開するだけでなく、全国の空港への展開も見据えていくとしている。
新事業
東海理化 製造業向けフィジカルAIデータエコシステム構築事業に参画 2026/10/27
東海理化は、STATION Aiが推進する「製造業向けフィジカルAIデータエコシステム構築事業」に参画すると発表した。経産省とNEDOが主導する生成AI開発力の強化と社会実装の加速を目指す「GENIAC」の支援を受け実施される。STATION Aiを代表実施主体として、製造現場での作業者のマルチモーダルデータを収集・活用することで、フィジカルAIロボットの学習に必要なデータの構築を目指す。事業には東海理化のほか、愛三工業とCKDが参画する。
M&A、出資
田中精密 CVC設立を検討 2026/10/30
田中精密工業は、新機能商品・事業の創出加速を目的として、CVCの設立に向けた基本方針を決定し、具体的な検討・準備を開始したと発表した。Relicディープテックイノベーションセンターをパートナーに迎え、出資候補先の選定・紹介、デューデリジェンス、取引条件の確認等のCVCにおける出資⽀援を受けるとともに、共創プログラム「TANAKA IGNITE」を開始する。2027年4月のCVC運用会社設立を予定する。
体制
森六 中国孫会社を譲渡 2026/10/23
森六は、中国の連結子会社広州森六塑件の持分すべてを、香港の投資会社衆智達国際集団に譲渡すると発表した。中国での現地自動車メーカー台頭により競争環境が激化している。グループの生産体制効率化や固定費の適正化などの収益改善努力だけでは対応できず、広州森六持分譲渡を決定した。2026年12月中旬の譲渡日を予定する。
ハイレックス スペイン子会社の清算が完了 2026/10/26
ハイレックスコーポレーションは、スペインの子会社HI-LEX AUTO PARTS SPAINの清算が完了したと発表した。2016年に米国TSK of AMERICAの100%子会社として設立され、自動車用コントロールケーブルやウインドレギュレータの製造・販売を手掛けていた。
ミネベアミツミ 米子工場に新棟を開設 2026/10/26
ミネベアミツミは、鳥取県米子市にある米子工場に新棟「Yonago X-Tech Base」を開設したと発表した。米子工場ではDCモータの開発・設計を行っている。新棟では、各種実験室や測定室を備え、次世代モータの開発を行う。ミネベアミツミのエンジニアが集う西日本の技術中心拠点となるとしている。
ミネベアミツミ パナソニックインダストリー・モータ事業譲受日を延期 2026/10/28
ミネベアミツミは、パナソニックインダストリーおよびパナソニックインダストリーグループが運営する車載モータおよび車載用冷却ファンモータ事業を譲受する事業譲受日を2026年11月2日から、2027年3月1日に延期すると発表した。2026年5月13日に最終契約を締結し、準備を進めてきたが、新体制への移行に伴う契約関係や受発注体制の調整、業務プロセス整備など移行準備を丁寧に進めるためとしている。
トヨタ紡織 デルタ工業、東洋シートと合弁会社設立を検討 2026/10/29
トヨタ紡織は、デルタ工業および東洋シートと、自動車用シート事業での競争力強化を目的として、トヨタ紡織が合弁会社の議決権の過半数を保有することを前提に、合弁会社設立の検討を開始すると発表した。現時点では、合弁会社の設立時期、出資比率、事業内容等諸条件について決定事項はないとしている。
ジェイテクト 子会社を吸収合併 2026/10/29
ジェイテクトは、完全子会社であるジェイテクトエンジニアリングを吸収合併すると発表した。ジェイテクトエンジニアリングは、豊田工機(現、ジェイテクト)のエンジニアリング部門を分社化し、自動車メーカー等の生産ライン構築からアフターサービスまでを請け負う会社として設立された。ジェイテクトグルーブでは、今後増加が見込まれる切削機やマシニングセンタなどのアフターサービス需要への対応力強化が課題となっていて、ジェイテクトエンジニアリングの吸収合併により、人材・技術の集約を図り、ソリューションプロバイダーへの変革を目指す。2027年4月1日の合併効力日を予定する。
武蔵精密 バングラディシュでの配送サービスおよび関連インフラ構築で協業 2026/10/29
武蔵精密は、glafitおよびセイノーラストワンマイルと、バングラディシュでの電動モビリティを活用したラストワンマイル配送サービスおよび関連インフラ構築に向け、三社間協力基本合意書(MoU)を締結したと発表した。初期実証として、電動二輪車を中心に、事業性、運用上の課題、技術的実現可能性および市場への適合性を検証する。武蔵精密は、電動モビリティ関連技術に関する情報提供および技術的アドバイス、電動二輪などの導入可能性検討など、実証事業・事業化に向けた支援を行う。
サンデン 滋賀県に新生産拠点を整備 2026/10./29
サンデンは、国内OEM向け自動車用空調システム(HVAC)の供給体制強化を目的として、滋賀県に新生産拠点を設置すると発表した。新拠点では、西日本エリア向けのHVACを生産する。滋賀県を起点に近畿・中国・四国・九州への供給体制を整備し、国内供給体制の最適化とサプライチェーンの強靭化を推進する。
決算
トヨタ系列主要企業 決算状況 2026年9月期
ニュースウォッチ
- スタンレー電気、10分の1サイズの小型LiDAR実用化へ 2026/10/23
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- UBEマシナリー、トヨタに「ギガキャスト」マシン納入 国内最大級 2026/10/26
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