技術、製品
パナオート 路面騒音とエンジン音を同時低減するANCを開発 2026/8/3
パナソニックオートモーティブシステムズは、シリーズハイブリッド車のロードノイズとエンジンノイズの双方に対応するの統合型アクティブ・ノイズ・コントロール(ANC)を開発したと発表した。ANCは、車両各所に搭載された加速度センサーを用いて、騒音と高い相関を持つ振動を検知し、車載スピーカーから逆位相の制御音を生成、放射することで車内の騒音を低減する。従来、ロードノイズとエンジンノイズは、それぞれの周波数特性に応じた異なる制御が必要であったが、パナソニックオートモーティブシステムズは、広帯域の騒音に対応可能なANCを開発し、ロードノイズおよびエンジンノイズの騒音に対応した。開発した統合型ANCは、日産自動車の新型エルグランドXグレードおよびGグレードの標準オーディオ仕様に採用された。

豊田合成 ゴム廃材回収先をグループ会社へ拡大 2026/8/3
豊田合成は、自動車に使用されるゴム資源の循環を促進するため、廃材の回収先を豊田合成の工程からグループ会社へ拡大したと発表した。ゴムはリサイクルが難しく、一般的には焼却処分されている。豊田合成は、2021年度に森町工場(静岡県周智郡)にリサイクル工程を整備し、2024年度にはリサイクルゴムの生産能力を2倍に増強している。またリサイクル材の品質を高め、自動車部品に使用するリサイクル材の割合を従来の5%以下から20%に向上させている。今回、グループ会社である豊田合成東日本の宮城栗原工場からゴム廃材を回収する。今後、豊田合成は他のグループ会社や他社からの回収拡大を予定する。

住友理工 インドで自動車用ホースの量産を開始 2026/8/6
住友理工は、マルチスズキがインドで発売したSUVブレッツァに、自動車用ホースが採用されたと発表した。採用されたホースは、給油口と燃料タンクを接続する配管として搭載される。従来のゴムホースから材料を多層構造の樹脂材に変更し、燃料から発生する揮発性有機化合物(VOC)の排出量削減を実現し、2027年に導入されるインドの排出ガス規制「BS6フェーズ3」に対応する。
新事業
日本特殊陶業 IoTスマートゴミ箱への支援を継続 2026/8/4
日本特殊陶業は、2023年4月から支援しているフォーステックが設置・提供しているIoTスマートゴミ箱「SmaGO」の支援を継続すると発表した。「SmaGO」は、太陽光で発電し電源が不要で、ゴミが溜まると自動的に約1/5まで圧縮する機能を持っている。最大で約570L相当のゴミを収容することができる。回収回数の削減が図れるとともに、通信機能を通じてゴミの蓄積状況をクラウド上で管理・分析することで効率的なゴミ回収を可能にしている。日本特殊陶業は、本社周辺地域への環境貢献実現を目的にSmaGOへの支援を開始した。
デンソー 製造業車向けオープンイノベーション支援プログラムを開始 2026/8/5
デンソーは、STATION Aiと共同で、製造業向けオープンイノベーション支援プログラム「RE-CORE(リ・コア)」を開始したと発表した。製造業各社が有する技術やアセットの可能性を広げ、企業や業界の枠を越えた共創を通じて具体的な価値創出へつなげることを目的に、既存事業の競争力強化としてAI/DX系スタートアップとのシナジー創出を支援するほか、新事業の基礎構築として共創先の開拓を支援する。
アイシン 水素SS向けオンサイト水素製造でFS 2026/8/6
アイシンは、ENEOSと共同で、NEDOが公募した「水素社会モデル構築高度化技術開発・実証事業」に応募した「内陸部における商用車用水素ステーション向けオンサイト水素製造・利活用ビジネスモデルの実現可能性調査」が、調査フェーズとして採択されたと発表した。内陸部に立地し、水素輸送負担が大きい商用車用水素SSを主に対象とし、需要地で製造する小型・パッケージ型PEM型水電解装置によるオンサイト水素製造の有効性と展開性を調査する。アイシンは、水電解装置の仕様や物流需要などの調査および物流運航最適化の検討を行い、ENEOSがEMS活用による電力調達コスト低減・水電解装置の最適運転の検討などを担う。
M&A、出資
イクヨ EVモーターズ・ジャパンよりEVバス事業を譲受 2026/8/4
イクヨは、EVモーターズ・ジャパンよりEVバス事業を譲受すると発表した。EVモーターズ・ジャパンの車両制御技術や、外部自動運転システムを自社車両へ最適に統合するシステムインテグレーションノウハウを獲得し、次世代モビリティに向け自動運転プラットフォームの開発を加速させる。EVモーターズ・ジャパンは、2025年に開催された関西・大阪万博で、購入したEVバスが、ブレーキなどの不具合により走行ができなくなったことから、大幅な損失を計上し、事業縮小を余儀なくされていた。
日鉄ソリューションズ 車載ソフトウェア開発の英iAutoと資本業務提携 2026/8/5
日鉄ソリューションズ(NSSOL)は、車載ソフトウェア開発を手掛けるiAuto(ケイマン諸島)と、2026年7月14日付で資本業務提携契約を締結したと発表した。iAutoが有する車載ソフトウェア技術と、NSSOLのAI・データ活用技術を融合し、AI-Cockpit技術や車載AIエージェント技術、SDV/AIDV向けソフトウェアプラットフォームの構築などの開発を行う。
体制
大同メタル メキシコで発電機用エンジン軸受生産能力増強へ 2026/8/3
大同メタル工業は、デーセンター向け発電機用エンジン軸受の需要増加に対応し、北米のディーゼルエンジンメーカーと、メキシコの軸受生産拠点大同メタルメキシコ(DMM)の生産能力増強を含む生産コミットメント契約を締結した。約40億円を投じ、工場・生産設備の増強を行う。2028年の生産開始を予定し、完成後のデータセンター向け軸受グローバル生産能力は、現状比約1.5倍に拡大する。
エフテック 中国子会社で人員適正化 2026/8/3
エフテックは、中国の連結子会社偉福科技工業(中山)および偉福科技工業(武漢)の人員構成の適正化を行うと発表した。両社合わせて500人の人員削減を行い、ホンダの中国での生産台数減少に対応する。人員の退職は2026年8月31日を予定する。
ジェイテクト 三井精機工業の株式を売却 2026/8/4
ジェイテクトは、2026年7月31日付で、ジェイテクトの持分法適用会社である三井精機工業の全株式を売却したと発表した。ジェイテクトは三井精機の株式30.34%を保有し、横型マシニングセンタの共同開発や欧州統一販社などの協業を進めてきた。政策保有株式の縮減による資本効率向上政策による施策のひとつとしている。
住友理工 米国工場を増強 2026/8/5
住友理工は、米国で自動車用防振ゴムを製造・販売するSumiRiko Ohio(SRK-OH)の工場生産能力を、約460万米ドルを投資して増強すると発表した。北米OEMから受注したピックアップトラック向け防振ゴムの量産に向け、製造設備を新たに導入し、市場変化に柔軟に対応できる生産ラインへの強化を行う。2026年8月の稼働開始を予定し、SRK-OHの生産能力は約15%増強される。
Astemo ティアフォーと連携を強化 2026/8/5
Astemoは、次世代運転支援および自動運転システムの基盤技術強化を目的に、ティアフォーとAI開発基盤を中核とする次世代開発プラットフォーム構築に関する基本合意書を締結したと発表した。ティアフォーの自動運転システム技術開発力などを活用し、SDV開発基盤としてAstemoが構築を進めるIoVプラットフォームの高度化を進める。
Astemo Astemo上田を吸収合併 2026/8/6
Astemoは、子会社であるAstemo上田(旧、日信工業)を吸収合併すると発表した。Astemo上田は、四輪車用ブレーキシステム開発・製造を行っていて、車両統合制御技術およびSDV技術で重要な役割を担っている。2024年にはAstemo上田の設計機能をAstemoに移管していたが、連携を強化するため、開発から製造まで一体化した事業体制を構築する。2027年1月1日の合併効力発生を予定する。
ニッパツ 半導体プロセス部品の生産能力を増強 2026/8/6
ニッパツは、半導体製造装置向け半導体プロセス部品の需要拡大を見据え、伊勢原工場および宮田工場に追加の設備投資を行うと発表した。生成AIの普及やデータセンター投資の拡大を背景に、約60億円を投じ、冷却板、シャワーヘッド、ステージヒータなどの半導体プロセス部品の生産能力を現状比2倍に拡大する。設備導入は2027年より順次実施する。
積水化学 中国・上海にデザインセンターを開設 2026/8/6
積水化学工業の高機能プラスチックカンパニーは、7月に中国・上海にデザインセンターを開設したと発表した。中国の現地法人積水中間膜(蘇州)が運営し、合わせガラス用中間膜の技術展示を行うとともに、中国市場でのデザイントレンドを取り入れ、自動車メーカーとの共創を前提とした開発支援を行う。
決算
統計
ニュースウォッチ
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